千日紅の種を買ったが・・・・・・

 犬友だちと待ちあわせて近く特別支援学校のカフェに行った。校内の小さなカフェでは生徒さんが入れた珈琲や校内の菜園で採れたハブティーなどが飲める。
 連休中にもかかわらず店内は盛況で外のパラソルの下に設けた席もいっぱいになった。はじめて喫茶の授業を受ける生徒さんが多く、お客のオーダーをとるのが遅れたり、しばらく混乱が続いた。
 しばらく友だちはここに来なかったのでいっしょに珈琲を飲む時間を楽しんだ。
 菜園で採れた野菜が校門横の売店で販売され、スナップエンドウやサヤエンドウを買った。
 昨日はやっと種まきをすることができた。昨年採り置いた日日草(1種類)とインパチェンス(3種類)の種を蒔いた。いずれも老犬ももこがこの家にいた夏に咲いた花で、せめて花の命をつないでももこを偲びたいと思った。種まきはときどき失敗することがあるので芽が出るまでちょっとどきどきする。だからこそ芽が出るととてもうれしい。
 百日草と千日紅の種を買うために目黒通り沿いの小さなホームセンターに車で行った。千日紅は今まで買っていた種がなくとがっかり。白と薄いピンク,濃いマゼンタの3色混合がなく、赤だけのひと色で「ストロベリーフィールド」という種類しかなかった。柴犬レオがいた2013年からずっと同じ千日紅の種を蒔いたので同じものが手に入らず寂しい気持ちになった。
 同じものがどこかにあれば手に入れたいが・・・・・とりあえず買った。

父植ゑし紫陽花の芽吹き悪ければ親を案ずるやうに見守る

父植ゑし柿の木の向かふ青空は父のふるさとに続いていたり

亡き犬の写し絵見れば撫でたくなり手をさしだすが空をつかめり

晩年の父のふるさとへの思ひテレビに雪山見て口にせり

クレソンの花咲く川辺その横を軽鴨一羽ひたすら泳ぐ

軽鴨は百メートル余川下り二羽の家族と合流したる