乙女椿など庭木の剪定をすこし

 気温が上がり一日中風が強い。
 午前中はたまった新聞を読んだり、歌を詠んだり、植木鉢に水やりなどして過ごした。
 友だちからもらった竹の子は絵を描いた分がまだ湯がいていないので午前中湯がいた。近くの商店で鰯を買ってきて味醂干しにするため手開きに
しようとすると玄関に誰かいらしたようだ。扉を開けると犬友だちのひとりが・・・・・
 数日前に蘭の切り花や目高のための金魚藻をあげたのでそのお返しだろうか。干し柿や干した大根をくださった。
 小腹がすいていたのでさっそく干し柿を薄く切って食べると甘くておいしい。この犬友だちは調理師の免許を持っているのだがそのためかどうかはわからないが健康志向で自家製の食べ物をよく作る。市販の食品は食品添加物や多すぎる糖分などからだに負担がかかるからだろう。
 昼食はスパゲッティにした。フライパンにニンニクのみじん切りとオリーブオイルを入れて香りを出し、新キャベツ、シメジ,茹でた筍を入れて炒め、トウガラシ少々、塩と胡椒で味付けする。スパゲッティを茹でる湯にブロッコリーを入れ、茹であがったらプライパンにスパゲッティといっしょに入れて炒め合わせる。茹で汁を少し入れるとしっとりと仕上がる。筍は歯ごたえはあるがやわらかくとてもおいしかった。新キャベツもおいしい。塩分を控えめにするのでトウガラシを入れると刺激があって味にメリハリができる。
 夕方近くになってから気になっていた乙女椿の剪定をはじめた。昨年と一昨年のブログを見るとこのくらいの時期から椿の剪定を始めているのがわかった。昨年も一昨年も4月は老犬ももこがこの家にいた。一昨年はももこのことを他人行儀に(?)「ももこさん」ブログに書いていて、ももことの距離感と言うか、お互いに手さぐり状態で暮していたことがわかりなつかしかった。すぐ「ももこさん」から「ももこ」になったのだが、ももこがわたしの家族としてこの家にいてくれたことはよかったなと思った。いつの間にかももこはわたしにとって掛け替えのない存在になり、短い間ではあるがわたしは家族を持つことができ、ももこは安住できる家とともに暮らす人間を得ることができた。
 昨夜のことを少し記しておきたい。夕食後くつろいでいるときに電話があり、大田区春季短歌大会に送った歌が選者賞に選ばれたと知らせてくださった。明日短歌大会が開かれる。選者の方の講評や授賞式もあるので楽しみにしている。送った歌すべてから参加者全員が10首選んで多く選ばれた歌を対象に互選賞が設けられている。わたしが選んだ歌が賞をとっているか、どれほどの人に支持されているかを知るのも興味深い。


 死にし犬もめぐる季節に抱かれるらむ庭の花を供華としたれば
 老犬が足を病んでへたばりし四つ角過ぎるたびに振り返へる
 獣医師に終末医療と告げられき手当を受けしひと夏を思ふ

 伏せ置いた植木鉢のなか小さな巣がつくられてをり鼠か鳥の