今日は大田区春季短歌会

 夜更かししたくないのでブログを書くのをやめておこうと思ったが短く記すことにした。
 池上線の池上駅から7〜8分歩いたところにある池上会館で開催され、10時から4時半ごろまでけっこう長かった。
 わたしの歌は選者賞をいただいたが自分の歌に満足はしていないかな。
 ただ、良い刺激を受けた歌が1首あり、これだけで出かけた価値があると思った。
 また、選者を務められた方の講評がとても参考になった。これは自分の歌もふくめたほとんどの歌の講評である。選者の方は時間をかけてていねいに読み込んでいると思われる。
 ていねいに読み込んでもその内容を誤解した歌があり(会場に歌った本人が来られているのでわかった)、歌を読むとき自分に引きつけて読むことはしかたないように思えた。

 「家の灯に浮かび立ちたる白梅の夜の顔見るわが顔も夜」

 選者の方は実に細かくこの歌の設定を読み解いてくださり、感服しました。
 歌の読み方がまだまだ浅いというか未熟なことに気づき、歌を詠むだけでなく歌を読むほうの勉強もしたいと、と思った。


 今日詠った歌をここに

 年に数度この電車乗るときは口ずさむ西島三重子の『池上線』
 
 池上駅を降りて歩くと場所柄、墓石屋さんがいくつかあり、墓石の無機質な感じから魂があるなら空に行きたいと思った 
 
 死にし後は空の青にとけこみたし世界中のさまざまな青に

 平凡に暮せどボタンひとつ押せば別の世界になることもありや