昨年末あたりから携帯電話のバッテリーを充電しても持ちが悪くなったのに気付いていた。
今年に入り、さらに切れるのが早くなったので携帯電話のショップに電話して午後足を運んだ。
自由が丘のショップは二軒あり、一軒めは待ち時間が1時間と言われた。もう一軒はもっと待ち時間が短いかもしれないと思い、そちらに行ったが待ち時間は4時間近くになるといわれた。最初の店に急いで戻り予約した。
待ち時間の間に買い物を少しした。今はバーゲンの真っ最中で、福袋を並べている店もある。
店に戻るとわたしの番が来ていて、さっそく携帯電話を見てもらった。電源を切りバッテリーを見るとすぐ交換が必要といわれた。バッテリーがふくらんでいるとのこと。劣化すると真ん中あたりがふくらむそうだ。
新しいバッテリーを注文した。ショップに届くのに10日くらいかかり、電話をくれるとのこと。
年の初めから2日続けて外出したためか、お正月気分は消えてしまった。老犬ももこがいた昨年はどうだったのだろう。もっとのんびりした年の初めを過ごしたように思うが。
日が落ちて暗くなり始めた家の前の道路でこどもたちが遊んでいる声が聞こえる。ももこがいた頃、ももこを連れてこどもたちが遊んでいる道路に出ると、こどもたちは遊びを中断してももこが歩いて行くのを待っていた。ももこはこどもの間を歩きながらちょっといい気分を味わったのではないか。わたしが行くとこどもたちは遊ぶのをやめてくれるのよと。
睦月四日 春先の気温となりて空をゆく雲どこか牧歌的
昨年はこの家にゐた犬のこと一月四日はどうしていたっけ
携帯電話の店の待ち時間短くと思ひ街行き来する
犬いないわが生活人ゐるだけの日々空しさけた違ひなり
暗くなりはじめの道路でこどもらの遊ぶ声するわが犬は不在
老犬がおりし昨年(こぞ)の紅梅の花少なきを思ひゐづる
咲きすすむ紅梅の花家の灯りに浮かび上がり月とコラボす