朝は寝過ごした

 朝は寝過ごしてしまった。未明の3時過ぎに一度目を覚まし、しばらく起きていてまた眠った。次に起きたのは7時半ごろ。いつも散歩する友だちに携帯電話をかけ、今日は出られないとことわった。友だちは疲れているのだからゆっくり休んだほうがいいと言ってくれた。
 昨夜は未明だけでなくその前にも一回目を覚ました。最近では珍しくよく眠れなかった。睡眠が不安定になった思いあたる理由がある。10年あまりときどき訪れていた個人のホームページがあり、ブログをときどき更新し手作り製品を販売していたのだが昨夜アクセスしようとしたらできなかった。昨年11月がブログの最後の更新日でそこでもうやめようかと思ったと書いていたので、多分多忙のための中止だと思う。インターネット上のこととはいえ、長い歳月気にかけていたので寂しさがある。
 もうひとつの思いあたる理由は昨夕、老犬ももこのことを聞かれたことだ。近くの川を訪れる軽鴨にえさとして食パンをやっている奥さんがいて、本当に久しぶりに見かけたので話しかけた。少し話しているうちに「あの犬はどうしたの?」と聞かれてももこが死んだことを伝えた。その人は遠くからももこを見ていて、若い犬を飼うようになったのかと思っていたそうだ。そうでなくて年取った保護犬を引き取ったという話をしたが自分でも不思議なほどももこについていろいろな思いが湧き上がってきて話してしまった。その人はわたしの話を聞いてくれた。話すことでももこへの思いが強くなった。
 こんなことでよく眠れなかったのかもしれない。
 今日は午前中は家の中で歌を作ったり、年末年始に読みたい本を図書館の資料検索で探して予約した。本が図書館に届きわたしが借りられるのは新年になってからとのことだ。
 午後は年賀状に使う絵を描いた。パソコンのファイルに保存した今年の春の写真を見ながら描いた。パソコン上で絵を描く写真を選んでいるときにももこの写真も目に入り、今年のx3月や4月にはももこがかなり衰えていたのが写真から伝わってきて辛かった。もっと早く手を打っていればもう少し長生きできたのではないだろうかと思ったから。
 夕方近くになり庭に出て高枝鋏でスモモの徒長枝を切った。植木屋さんに切るポイント教えてもらった。それほど太い枝ではないが切る位置が高い所にあるので切りにくい。わたしが使っている高枝鋏よりもう少し太い枝が切れるがっしりとしたタイプがほしいと思った。
 枝を切ってしばらくたつと知り合いの奥さんや友だちに声をかけられたので、やめることにした。

 軽鴨は来ず夕闇の街川に食パン持って待っておりたるが
 狂い咲き小さな紅い実つけたるスモモの樹の枝容赦なく切る