千日紅の絵を描いた

 午前中は近く特別支援学校に足を運び、校内のカフェでコーヒーを楽しんだ。店内は暖かだが外は冷たい風が吹いている。 
 家に帰り、昨日から描き始めた千日紅の絵を描いた。昨日はガラス瓶に活けた千日紅を鉛筆でほぼスケッチし終えたのだが、テーブルに置いて描いたので何かの拍子に動かしてしまい活けた花の形が変わったので描き直した。
 今日はその鉛筆スケッチに色づけをした。先週、「ゴッホゴーギャン展」を観に行ったがそこで展示していたゴッホの油絵を参考にした構図で千日紅を描いた。ゴッホの絵ではガラスのグラスに花が咲くアーモンドの小枝をさして描いたもの。この絵はゴッホが日本の版画に対する思いを、梅ではなくアーモンドの小枝で描いた作品。わたしはこの絵をさらに千日紅に変えて構図をまねて描いた。
 同じようなグラスがないので空き瓶に活けて描いた。ゴッホの絵のように右だけに花を寄せて描こうと思ったがうまく活けられずに左側に花がひとつある構図になった。背景に赤い線が入っているがこれは同じように赤で描いた。 

 甘柿をご近所よりいただきてわが犬いない一日(ひとひ)なぐさみたり
  
 ゴッホの絵の構図まねて千日紅描き始めつ水彩画で

 わが内で老犬は死んでいない部屋のどこかで見ている気がして

 愛犬のいない秋の暮れ夕闇に葉を落とした柿の木立ちつくす

 四つ足のやさしい目をしたももこさんあなたのこと心底好きだよ

 キャベツに人参大根じゃがいもポトフになるまであと10分

 不自由な脚にて家のめぐり歩き匂いづけせしわが犬を思ふ

 カレンダーの「12」の文字「1」のとき老犬ももこ確かにおりき