今日は近くで開かれる生け花教室の日

 朝からあやしい雲行きで、厚い雲から青空がのぞいているが小雨が降ったりした。今は9時半ごろだが薄日がさしている。
 今日は午後から近くで生け花教室がある。教室といっているが先生の指導のもと部員による生け花のクラブ活動という感じ。
 この2日間ブログをお休みした。その間のことをかいつまんで記しておく。
 一昨日の火曜日は明治神宮歌会で知り合った方に誘われていたある短歌会に参加した。東急線武蔵小杉駅から歩いて数分のところにある中原市立館で開かれた。先生はご高齢の男性で生徒さんは14〜5人、70代80代の女性がほとんどである。ひとり2首の歌を前もって提出し、会が開かれる前に全作品を印刷したものが全員に送られ、当日はその作品を生徒さんが講評した後先生の講評でしめくくる。先生の添削もおこなわれる。会ごとに司会の人が決められ、司会者が講評する生徒さんを数名指名する。3時間ほどで全作品の講評を終え、最後に自分がいいと思った歌の何首かに投票する。先生の投票と生徒さんの投票を合わせて発表するが、誰かどの歌を詠んだかは司会者と先生以外はわからないようになっている。生徒さんもほめるばかりでなく、きちんと言いたいことを言っている感じでよかった。先生の講評もわかりやすいが数回、歌のシチュエーションや内容を読み違えたことがあり、歌を詠んだ人の背景を知らないと誤読することもあるんだなと思った。誤読もまた鑑賞のひとつと割り切るのがいいかも。自分なりに歌は解釈すればいいのでは。
 初めての出席だったがわたしの歌も2首提出し、黒板に書いてみなさんの講評と先生の講評をいただいた。
 先生の添削を経て・・・・・・

急ぎ足の鼻先に不意に香り立つ金木犀よ吾(わ)を止めむとや

寄る辺なき老犬わが家に居つきしが死すれば寄る辺なしわが心は

 月に2回開かれる短歌会だが月に1回だけ出席することを紹介してくれた知人に伝えお礼を言った。

 昨日は近所のご高齢の方のご主人が亡くなり葬儀を終えたばかりの家をたまたま訪ねた。なんとなくいつもとその家に出入りする人の様子が違うので気になったからである。ご主人の遺骨が安置された部屋に案内され、お線香をあげさせていただいた。その奥さんがひとりで眠れそうもないと嘆かれたので夜いっしょにテレビを見ながら数時間を過ごした。父や母、柴犬レオや老犬ももこが死んだ時のことを思い出し、わたしがいることでわずかばかりでも気持ちが紛れればと思ったからである。

今日は午後から生け花教室へ予定通りでかけた。花材は石化エニシダ4本、ホトトギス2本、オレンジスプレー菊2本、ピンク色のリンドウ2本。石化エニシダはどうやって活けようか最初は迷ったが、剣山に枝を配置しているうちに形が生まれてきたというかイメージがふくらみ、枝に導かれるように活けた。先生に基本的な活け方だがとてもきれいに入っているとほめられた。手直しも少しだった。

先生の手直しが入る前に撮ったもの

庭の金木犀の花はもう満開
庭に出ると強い香りが薫ってくる
よく観ると十字形の花が愛らしい

これは9月26日(月曜)の夕焼け
刻々と変わる夕焼雲に誘われるように外に行き、歩きながら柴犬レオが元気な頃
夕焼けのきれいな多摩川の河原をよく散歩したことを思い出した