老犬ももこがいなくなり毎日が寂しい

 昨日の土曜日は久しぶりに晴れて午前中は庭仕事をした。柘植の生垣を庭側から剪定し、夏の間に伸び放題になっていた下草を引き抜いた。剪定が遅れているクチナシの木を少し切ったが汗が気になり、ここまでとした。草を引き抜きながらももこのことを思い出して泣いた。何を思い出したのか覚えていない。さっきまでは気持ちが落ち着いていたのに急に悲しくなることが多い。突然涙が吹き出す。
 土曜日のお昼前には近所の奥さんが家を訪れ、ももこにお線香をあげてくれた。ももこの遺骨の前でしばらく話した(家に迎え入れるのが)あまり年取った犬だとあなたも大変だし辛いでしょう。こういう話はももこの前でしたくなかった。老犬だったももこをこの家に迎え入れたことがよくなかったと言っているような気がして、生きているときも死んだ後も、ももこの気持ちは大切にしたいと思った。
 午後から近くの特別支援学校で町内会の防災訓練が行われる予定でわたしも参加するつもりだったが、雨模様の天気なので中止となった。
 時間があいたので車で割合と近くにあるホームセンターに行った。いくつかの買い物をしてその足で自由が丘の山田電機へ。プリンターのインクが1色切れていて、他の色も残り少ないので6色パックを買った。いつもなら年賀状の印刷くらいしか使わないのにももこの写真をたくさん印刷したので急にインクの減りが激しくなった。
 昨日家を訪れた奥さんはももこの写真を見て、あまり写真を残したくないので写真はなるべく撮らないようにしているし、印刷もしないようにしていると言っていたがその気持ちがまったくわからない。ももこの写真が一枚もないなんて考えられないし、例え写真があっても1〜2枚の写真では気持ちがおさまりそうもない。

秋明菊が咲いた
ももこは紫陽花が咲き、アガパンサスが咲き、鷺草が咲き、朝顔が咲き、百日草が咲き、
千日紅のつぼみが膨らんだ頃まで頑張って生きてくれたが、秋明菊が咲く季節には及ばなかった

愛らしい色合いがももこを偲ばせる百日草

河原ナデシコの芽が出た
来春には淡いピンク色の花をきれいに咲かせてほしい
この花はももこの花だから