梅雨の晴れ間、暑くなる

 早朝は空をおおう厚い雲の割れ目から青空がのぞいていた。時間が進むにつれて雲は掻き消え、抜けるような青い空がひろがった。
 午前中は地面に切りっぱなしになっている梅や姫リンゴの剪定枝を束ねたり、ゴミ袋に入れ、ついでにドクダミなどの草を抜いた。陽射しを避けて日陰での作業である。
 午後からは気温が上がり、昼食後に外でおしっこをした老犬ももこがはあはあと息が苦しそうな様子を見せた。冷凍庫から保冷剤を出してタオルでくるみ、手足の付け根を冷やしたがおさまらないので、エアコンを入れた。室温は27℃なので26℃に設定した。
 ももこの様子をそばで見守っていたかったが、わたしも午前中の庭仕事のためか疲れが出て、エアコンの風が直接あたらない隣の部屋で寝っ転がった。そのままいつの間にか眠ってしまった。 
 4時頃、目が覚めるとももこは落ち着いた様子で眠っていた。
 ここ数日のももこは食べる量が少し落ちてきた。手作りのポタージュから始まり、缶詰の療法食を食べ、さらにふやかしたドッグフードを食べる時、歯ぎしりを起こすようになり、ドッグフードはあまり食べなくなった。出す食事の量が多いのかと思ったが、太ることもないので量が多すぎることはないようだ。食が細くなったかドッグフードが嫌いになったか、腎臓病末期の吐き気があるのか?
 ドッグフードから嫌いになったのなら、別のものを食べてもらえばいいのだが、吐き気があるのがいちばん心配である。
 夕方、陽射しが弱くなってからももこをトイレのために外に出すと、家の前の道路でおしっこをした、まだ暑いのですぐ家に戻ろうと思ったがももこが歩き出した。家の道を商店街のほうに歩くと柴犬の友だち犬がいて、飼い主さんがももこが歩いているのを見て驚いた。ももこに会えてよかったとも行った。いっしょに少しだけ歩くとももこは力尽きて地面にうづくまり、昼食に食べたものを少し吐いた吐いた中にある」白い粒粒は缶詰に入っているお米の粒である。いつも缶詰の中のご飯の粒が固めなので気になっていたが消化が良くないようだ。人参の小さなかけらも、これはミキサーで砕かれなかったポタージュの人参かも。
 お昼に食べたものを消化できずに吐いたので心配でならない。

お昼前のももこ
この後お昼ご飯を食べた

梅の木の間から夏空がのぞく

光線の加減で大輪のダリアを後ろから撮ってみた

エキナセアの花が咲き始めた