老犬ももこがまた吐いた

 台風一過で朝から青空がひろがる。気温が上がり、久しぶりにエアコンを午前中から夜までつけっぱなしにしている。
 今日は往診専門の獣医師が来る日で、10時半ごろ家に着いた。体重を測ると7.85キログラムで1週間前と変わっていない。エリスロポイエチンの注射をして、膀胱炎のために抗生剤を7錠受け取った。往診費3200円をふくめて一万円あまりかかった。
 ももこの状態は急激に悪くなってはいないが良くもなっていない。少しずつ悪くなっている(衰えている)感じがある。
 1週間後にまた来てそのとき血液検査と尿の検査をしてもらうことになった。
 ももこは一日3回の食事をわたしの手で支えて立たせてスプーンから食べていたが、最近はスプーンから1〜3口しか食べなくなり、横たわらせてシリンダーで口に入れていた。今日は試しに横になったももこの口にスプーンで流し入れたら食べてくれたので、これからはシリンダーではなくスプーンを使うことにした。シリンダーだと食べ物が完全に液体状になっていないとスムーズに使えず、かなり大変だった。
 シリンダーやスプーンで流し込んだ一日3回の食事を食べてくれたももこだが、夕食の後、食べたものの一部を吐き戻した。夕食の後、水をシリンダーで多めに流し込んだのがいけなかったかもしれない。前にも水を多めにシリンダーで飲ませたら吐き戻したことがあった。そのときは飲んだ水をぜんぶ吐いたのだが。
 ももこはいろいろな要求や体の不調を鳴いてわたしに訴えるようになった。おしっこをしたい。うんちをしたい。水を飲みたい。同じところに寝ているのが飽きた。立たせてくれとか。要求がいろいろなので何を求めているのか何を訴えているのかわからないことがある。ほんとうに言葉が話せたらこんなに苦労しないのに、と思う。