老犬ももこの食事介助に必要なものを買いに行く

 朝から晴れて気温が上がり、久しぶりに夏らしい天気になった。青空にむくむくした夏雲が浮かび、爽快な夏空がひろがる。
 昨夜は10時過ぎに老犬ももこもわたしも眠りについたが、11時過ぎにももこが起きた。これは想定内で夜寝る前のおしっこをしていなかったので、玄関前でおしっこをするとすぐ眠ってくれた。次に起きたのが1時過ぎ。わたしはももこが眠っている間に眠れなくて、眠気が強くなった頃にももこが目を覚ました。しかもさきほどトイレをしたので、何で目を覚ましたのかわからず、薄めたOSー1を飲ませたり、寝る姿勢を変えたり、抱き起こして膝枕に乗せ撫でたり、横に添い寝したり、考えられることを何でも試したがももこは眠らなかった。かすれた声で弱弱しく鳴き、ときどき遠吠えが混じる。喉を上に向けて口を丸くして遠吠えするももこを見て、何を言いたいのかなにを訴えているのかわからず無力感に襲われた。
 あれこれ試しているうちに時間は過ぎ、新聞配達の自転車の音が外に聞こえる頃、ももこは静かになり、わたしも眠りに落ちた。
 わたしは朝7時半ころ、ももこは8時過ぎに起きた。朝早く、友だち犬の飼い主さんがももこの顔を見に来る予定だったが、来たけれど応答がないので、と留守電に伝言が入っていた。
 起きてすぐおしっこをしたももこ。期待していなかったが朝ごはんも少しだが食べた。5種類ほどの野菜や肉、魚などとを鰹節と昆布の出汁で
煮て、別に作ったお粥を混ぜてハンドミキサーにかけたものがももこの食事だが自分から食べようとしないので、シリンダー(注射器)で口の中に入れている。ただ、シリンダーだと完全にどろどろ状態にしないと詰まってしまい、扱い難い。
 鍼灸をしてもらっている獣医師さんに教わったのだが、100円ショップで売っているソース類を入れるボトルが使いやすいそうだ。
 早く手に入れたいと思い、お昼前に車で二子玉川へ。玉堤道路から眺める太陽の光に照らされ緑色に輝く河原とその上に広がる夏の空に開放感を感じ、夏らしい風景をこの夏初めて見た思いがした。駐車場に車を入れ、ダイソーに向かう。
 ソースボトルはいくつかのデザインとサイズがあり、使い勝手が良さそうものを3つ購入。自分の買い物も少しして家路を急いだ。車から見ると夏の空と夏の雲が180度ほどの広角でひろがり、空の向こうに向かっているような気持ちになれる。
 家に帰り、さっそくボトルに水を入れてももこに飲ませたがシリンダーより使いやすいかも。ただ、どのくらいの量が口に入ったかがわからないので加減が難しい。ポタージュ状の食事も入れてお昼ごはんをももこに食べさせたが、やはり口に入る量がわからず、口からあふれたりした。使い方に慣れないといけないが、多少の粒々があっても詰まらないのがいい。

今日の午前中のももこ

腰のあたりが痛々しいほど細くなった