クルクマ、リアトリスを活ける

 今日は夏休み前の最後の生け花教室が開かれた。
 老犬ももこにお昼ご飯を食べさせ、わたしも急いで昼食をすませ出かけた。出がけにももこの様子がおかしくなり、気になったが時間がなかったので振りきるように家を出た。
 花材は赤い実が可愛いヒぺりカム、直線的な花姿のリアトリス、白とグリーンに紫色が効いているクルクマ。リアトリスの直線が清涼感があり、クルクマの花色も涼し気でさわやか。夏らしい生け花を楽しめた。
 家に帰るとももこが目を覚ましていた。頭の下に敷いたタオルが薄茶色に汚れていた。わたしがいない間に発作のようなものをおこしたようだ。口を開けてパクパクさせ、涎がでたか少し吐いたのかもしれない。
 横になったままわたしのほうを見ているももこ。しばらく目を覚ましていたが、花を花器に活けて玄関に置いた後、ももこを見ると眠っていた。
 わたしも疲れを感じ、エアコンが弱めにかけた部屋でタオルケットをかけて昼寝した。目が醒めたのは5時頃で、ももこのおしっこの時間だと思い、飛び起きてももこを抱いて外に出したが一向におしっこをする気配がない。ももこを駐車場に横たわらせて時間を置いてしゃがませるが、45分くらい粘ってもおしっこをしなかった。しかたなく家に戻り、水で薄めた牛乳を飲ませると咽喉が乾いていたのか飲み始めた。同時におしっこも出てきた。玄関でおしっこを少しした後、また抱いて駐車場へ。ここで3回くらいにわけてまあまあの量のおしっこをした。ただ、いつもより量が少なめなのは飲む水分の量が足りないからだろうか。
 ももこは夕食を食べた後、いつもの発作のような状態になりかけた。胸が上下して息が荒くなり、前足が突っ張って硬直し、口を開けて訴えるように泣いたり、歯ぎしりをおこした。喉の下をなでて、興奮を覚まそうとするがあまり効き目がない。思い切ってももこを抱き起こし、手で支えてベッドの上に立ち上がらせた。立ち上がっているのは短い間で、すぐまたベッドに寝かせた。するとさきほどの興奮状態がおさまり、力が抜けリラックスした感じになり、そのまま寝入ってしまった。前足はまだか固さが残っているが発作のようなものをおこしていた時の突っ張った状態ではなくなった。ももこの前足の関節が自然な状態で曲がるのは一日のうち短い間しかなく、たいていは固くて曲がっても半分くらいかまったく曲がらないかである。
 昨日往診に来た獣医師から前足を曲げるマッサージを教えてもらったが、一回だけ関節がやわらかい時があり出来たがそれ以外は半分くらしか曲げられない状態である。