午後から老犬ももこは鍼治療を受けた

 今年の4月頃から食欲が少しづつ衰えてきた、13歳の老犬ももこ。最初は食べる速度が遅くなっただけだったが、5月初めに朝食べたものを全部吐き戻してからは徐々に食べられるものが変わり、食べる量が減ってきた。
 5月はまだドッグフードと手作りを半分半分で食べていたが、いつからかドッグフードを食べなくなった。その後は腎臓の療法食の缶詰と手作り食を食べ、一時は缶詰を美味しそうに食べた時期もあったが現在は療法食の缶詰は食べなくなった。というより食べる量が少なくなり、朝昼夕の手作り食も半分から三分の一程度しか食べない。スプーンで4〜5口くらい。それ以上はハンドミキサーにかけた手作り食をスプーンですくって口元に持って行っても、口を開けないのである。食事の回数をさらに多くした方がいいかもしれない。
 現在は三回の食事をその都度作っている。そのどれもが半分以下しか食べないのだが、残ったものを次に回そうという気持ちにはなれない。ただ、朝食べ残したものを数時間後に食べてくれるのか、試してみてもいいかも。
 ただ、食事と食事の間は眠っていることが多い。4〜5時間毎におしっこをするのでその時まで眠っているのである。おしっこをした後、食事をして次のおしっこまで眠っている。わざわざ起こして食べさせるのは難しい。
 午後2時に動物の鍼灸治療を行う獣医さんが往診に来てくれた。若い女性の獣医さんでももこの病歴をわたしの話を聞いたり、書いたものに目を通して手早く把握した。ももこの現在の状態についてもいろいろ聞いたので答えた。ももこの四肢を中心に触診した。ももこの前足の突っ張りや前足後足のナックリング(足先が開かない)は脳神経か脊髄の神経から来るもので腎不全とは関係がないとのこと。
 足先の感覚がない状態で、特に左両足の麻痺がひどいそうだ。ももこの右後足のかかとが地面につかないのは昨年からだが、これは左足に力が入らないため、右足に体重がかかるのでかかとが上がらないとのこと。ももこの歩き方はこの家に来た時からどこかおかしく、特に後足がすぐ開いてしまうのが気になっていたが、足に麻痺があり力が入らなかったのが原因のようだ。前足も後ろ足も左側の麻痺が強く、歩くと右側の足に負担がかかり、長めの散歩をすると1週間くらいはあまり歩かなくなったがそういうことだったのかと今になってわかった。
 ももこの鍼治療は右側と左側、それぞれ10分ほど。高齢犬で鍼治療ははじめてなので時間は短めにするとのこと。
 鍼が終わり、自宅でできるマッサージを教えてもらった。ももこは前足の突っ張りがひどいため、肩や肩甲骨のあたりに力が入るので、その凝りをほぐすためのマッサージだ。ももこの二の腕の筋をほぐす方法も教わった。ナックリングをおこすということは足先の感覚がないということなので、ももこの足裏の肉球を刺激する方法も教わった。ももこが軽く瞬きする程度に強めに肉球の間を刺激する。また、ももこの足裏が冷たく血流が悪いので、朝起きたらホットタオルで腰のあたりや足先を温めることもすすめられた。

種を蒔いて育てた朝顔が咲いた
5つの苗を植えたが花が咲いたのはそのうちのひとつ
他にどんな花が咲くのか楽しみ

今朝のももこ
駐車場で休んでいる
友だち犬が通りかかり、飼い主さんと少し話した
ももこのことを気にかけてくれる