午後は生け花のお稽古へ

 一日の始まりは悲惨なものだった。昨夜からあまりいい状況ではなかった。早目の10時過ぎに眠りについたが1時間後に老犬ももこに起こされ、抱いて外に出しおしっこをさせた。次は2時半ごろ起こされ、また外でおしっこ。朝は5時半にももこが出す変な声に目が覚め、飛び起きて抱いて道路へと急いだが駐車場で異変に気づき、ももこを降ろした。排泄物の匂いがしたのだ。
 辺りにはももこのうんちがないので、また抱いて道路に出たがそこで気づいた。うんちの匂いはわたしから発していた。室内着の下と上にはおったパーカにべとっとしたものがついていた。ももこを駐車場に置いて家に戻り着替え、再度ももこにおしっこをさせようとしたが雨が降っていてなかなかうまくいかなかった。
 ゆるいうんちをしたももこはすぐ朝ごはんを食べそうに思えなかったので、いつもよりだいぶ遅く9時過ぎに朝ごはんを食べた。ももこがいつも夜眠る布団の上に敷いたバスタオルにはももこが吐いたものが少しこびりついていた。
 あまり調子が良くないももこを家にひとりで置いておくのは心配ではあったが午後から近くの公民館に生け花のお稽古にでかけた。
 今日の花材をメモするのを忘れたので正確な名前はわからないが桔梗が2本、ナナカマドの枝が2本、斑入り葉のガマが2本、濃いピンクのアスターが2本。花の数が多く、あまりうまく活けられなかった。6月はまだ夏の入口だが、桔梗やアスターのどこか秋を思わす花の色に夏の先を思った。