老犬ももこと動物病院に行った

 朝方は気温がそれほど上がらず肌寒かった。
 8時半ごろ車で家を出て近くの動物病院に向かった。9時から診療開始なので老犬ももこが最初の患者となった。今日の目的は血液検査。この1週間、ももこの朝夕の食事にリンを吸着する薬を入れて食べさせ、一日おきに皮下点滴をしてきた。この成果を見るための血液検査である。
 結果はクレアチニンやBUNの数値は改善したが、血中のリン濃度が前の血液検査より高くなった。獣医師は朝ごはんを食べた後の検査なのでそのためかもしれないと言ったが少しがっかりした。血中のリンは尿毒症の元凶なのである。
 ももこの食事内容やおやつを見直すことにした。栄養成分分析表を見ると、お豆腐や納豆は植物性たんぱく質を多く含むがリンの含有量も多い。肉の動物性たんぱく質よりはいいと獣医師に言われたが、大豆製品も避けることにした。空豆などの豆類もリンを多く含む。ほとんど毎日あげているリンゴのすりおろしとヨーグルト少量のおやつも見直すことにした。乳製品はリンを多く含むから。
 ただ、あまり食べ物を制限して食べる楽しみを奪ってどれだけ効果があるのかという気持ちもある。りんごやバナナなどの果物はカリウムは多く含むがリンは少ない。ももこの場合、特に摂取するリンを少なくしたいので、果物をおやつにあげるようにしたい。蜂蜜をかけて甘くして。
 家に帰ってきたのは10時半ごろ。ももこが落ち着いたころを見計らって近くの特別支援学校に足を運び、校内のカフェでコーヒーを楽しんだ。初老の男性とまだ幼稚園に行く前の女子を連れた母親が先客として来ていた。小さなこどもが店内にいるとまわりの空気がやわらぐ。自然と微笑みが出てくる。
 午後は生垣に植えているベニカナメの剪定を始めた。父がかなりの本数を植えたので何日もかけて剪定するつもり。5月の恒例行事みたいなもの。

庭の花たち
ブルーの千鳥草が咲き始めた

グラデーションがきれいなポピー

’舞妓’という山紫陽花
上がさし芽で増やしたもので下が親株
花の色が違うのがおもしろい’