朝は動物病院、午後は生け花のお稽古へ

 早朝の空はきれいだった。空高く浮かぶ薄い雲がうっすらと染まっていた。
 老犬ももこは病院に通っている3日間は8時近くまで眠っていたが、今朝は5時頃目を覚まし、すぐトイレのため外に出た。
 朝食をふつうに食べ、8時半ごろ車で家を出て動物病院に向かった。9時に診療開始なので一番目の患者犬となり、皮下点滴のやり方を教えてもらいながらわたしの手で点滴をした。所用時間は10分程度。静脈点滴に比べると短時間ですみ、ももこもわたしも負担が少ない。効果があるといいのだが。
 家に帰り、ももこのトイレをすませた後、5月になって初めて近く特別支援学校に足を運んだ。学校内のカフェでコーヒーを飲み、家に帰る途中、東の空に月影が浮かんでいた。真っ青な空に月影が見えるのは不思議な感じだった。これから満月になる月である。
 午後になり、近くの地区会館で開かれる生け花教室に行った。土曜日に展示会があり、生徒ひとりひとりが違う花材を活けた。わたしは芍薬と白いスターチスレンギョウの枝である。基本的な生け方で活けた。写真を撮るのを忘れたので、展示会か家に持ち帰ったとき撮影したい。
 ももこは2時間くらい留守番をしたが、暑いのでどの部屋にも移動できるようにしてでかけた。いつもは庭に面した部屋と廊下だけしか移動できないようにして出かけるが初夏の陽射しが入り病気のももこには酷と思った。
 帰ってくるとももこは仏間に移動して眠っていた。この部屋は夏は陽射しが入らず、いちばん涼しい部屋である
 日中ほとんど水を飲まないももこが心配である。水分をとらなくなってから症状が急変したから。
 ももこは夕食を完食した。ドッグフードを金づちでたたいて粉々にしたものを鳥胸肉の薄いスープ(100㏄ほどの量)でふやかし、さらに炊いたばかりのお粥とゆでブロッコリーを細かくつぶしたものを混ぜてあげた。食後の薄めた牛乳もまあまあ飲んだ。

駐車場の後ろの花壇
矢車草、アグロステンマ、ポピーが咲いている

特別支援学校の売店で買った花苗
色違いのロべリス

ピンク色の千鳥草が咲き始めた
後ろにはつぼみをいっぱいつけたカンパニュラが