晩春から初夏へ

 庭木の若葉の量がだんだん多くなってきた。まだ茂るほどではないがどの庭木も新芽を出し、葉の一枚一枚が日々大きくなっていく。
 風はもう初夏の香りがする。陽射しはまだ強さを感じるほどではなく、過ごしやすい季節がやってきた。
 この季節、花もきれいだが新緑の美しさが際立つ。新緑は新緑自身で美しく、花を引き立てる役目も果たしている。庭の木々を眺めていると癒される。葉っぱの病気が出たり、葉っぱを食い物にする虫が現れる季節でもあるがしばらくはそんな心配をせずに新緑の美しさを愛でていたい。
 老犬ももこはあいかわらず後足の調子が悪い。後足はもちろん前足も足先がしっかりと地面につかなくてナックリングといって中に入りこんでしまうことがよくある。人間で言えば足の甲が床につくような感じだ。そうなるとしっかりと立つことができずによろけたり、転ぶこともある。このナックリングはこの家に来た頃から見られたが その時より起こる頻度が多くなったように思える。
 今朝はわたしが目覚めるのが少し遅くなり(と言っても6時頃)、目を開けるとももこがそばに立っていた。急いで起きて着替えもせずにももこを外に出すと玄関から道路に向かう通路でおしっこをしたが量が少なかった。後でももこのベッドをチェックすると、ベッドの端と畳が濡れていた。ベッド全体にトイレシートを5枚敷き、その上にバスタオルを2枚、フリースを一枚敷いているが端っこでおしっこをしたためトイレシートはかすっただけだった。
 朝、ももこが目覚めてからなるべく早く外に出さないと間に合わないのは知っているがこちらが眠っていたので対応できなかった。日中は、滑り止めのシートの上にトイレシートを7枚敷いた部屋で眠ることが多いが目が覚めるとその上でおしっこをすることが多くなった。今日もわたしが庭に出ているとき、掃き出し窓越しにももこが起き上がったのを見て急いで部屋に入ったがトイレシートの上に用をたした後だった。ももこを撫でていい子だねとほめてあげた。

トイレシートを敷いた広縁で眠っているももこ
この季節はこの部屋がいちばん気持ちいいかも
陽射しは強くなく、窓を開ければほどよく風が抜けていく

近所の奥さんにもらった種を蒔いて育てた草花
つぼみがふくらんでいる
名前は度忘れしたがヨーロッパ原産の花

ピンク色の花が咲く立浪草
華やかな花が咲き誇る花壇で何とか命をつないでいる
もう12年ほどこの花壇で咲いている
見かけに寄らずたくましく気がつくとあちこちに増えている

スブニール・ド・アンネ・フランクという名前の現代バラが咲いた