晴れた日曜日、明治神宮歌会へ

 昨日は夜になってブログを書いたのだが、手違いでワンクリックしたら書いた文章が消えてしまった。前に同じことがあったときは書き直したが今回はその気力がなかった。
 老犬ももこはシャンプーをした後もノミが残っていたが毎日ノミ取りコームで梳いているうちにいなくなるだろう。そんなに数が多くないので楽観的である。ただこれから暑くなるのでノミ除けのスプレーなどでケアしようと思っている。
 今日は晴れたが気温はあまり上がらないという予報だった。月に1回開かれる明治神宮歌会に朝からでかけた。
 3月の当座は「花」。講師は岡野弘彦さん。12時少し前に歌会の参列者に当座が示され、12時50分の締め切りまでに作った歌を提出した。歌作りに使える時間がいつもより半分くらい短い。
 このためとも思えないが、今回提出された歌は全体的に低調だったような気がする。わたしの歌も同様に低調で自分でも未消化であることがわかる。
 先生は「花」という当座でさまざまな花を詠んでほしかったと言われたが、実際は桜を詠んだ歌が多かったのでがっかりされたようだ。

 わたしの歌はこんなふう。

 満開の桜並木の下なれば遠き人に会いたくなりぬ

 提出しなかった歌は

 病院へ向かう車でさくら眺め最後の春となりし父なり
  
 先生は提出された歌全体の講評として短歌を構成する言葉を漠然と選んでいる、この言葉でなければいけないという言葉を選びぬく姿勢が感じられないとおっしゃった。おっしゃる通りとうなずいたが、これで満足しているわけではない。

 ももこは9枚敷いたトイレシートのうち2枚で用をたしていたが、お行儀よく留守番をしてくれた。