二か月ぶりに明治神宮歌会へ

 久しぶりに陽射しが出た日曜日。洗濯ものを外に干したままでかけることができた。
 柴犬ミックスのももこが8月26日に亡くなり、その翌々日が火葬の日で同じ日に開かれた歌会は欠席した。ももこがこの家にいるときは多少の無理をしてでも歌会に出席していたが、ももこのことをもっと考えてあげればよかった。ももこが病気になってからは欠席すればよかったと今は思う。
 今日は9月の歌会が開かれたので、10時半ごろ家を出た。久しぶりの晴れ間でいつもより人出が多い明治神宮の参道を歩き、会場となっている社務所に向かった。
 9月の兼題は「台風」で、講師の方は岡野弘彦先生。
 こんな歌を詠ってみた。

 身をよぢる柿の老木台風過ぎ根元に深い亀裂を見たり(これは提出した歌)

 先生には台風の猛烈な風に柿の木が身をよぢるようにもまれる光景がよく表れていると言われた。木が揺さぶられ、根元が引き抜かれそうになった様子も良く出ていると。

 友よりの台風見舞いの電話ありて荒れ狂う音しばし紛れぬ(こちらは出さなかった歌)


 久しぶりの歌会だが気持ちよく歌うことができた。心の中でももこも一緒にこの歌会に来ていることにした。ももこが知らないわたしの生活を見せてあげたくて・・・・・・。わたしの寂しさも少し紛れる気がした。

 寄る辺なき老犬がわが家に来て亡くなればわが心寄る辺なし

久しぶりの青空がのぞいた
原宿駅駅前から明治神宮に行く橋の上から撮った


ももこの遺骨は49日まで毎晩ももこが眠っていたこの場所に置いて
その後は柴犬レオの遺骨と並べて置くかどうか検討中