あけましておめでとうございます

 新しい年が動き出した。東京はおだやかな晴天で、朝はそれなりに寒いが日中は陽射しが暖かい。
 元旦はいつもと同じ時間に起きて、いつもと同じように朝が始まった。テレビ中継で富士山上空から撮影したご来光を見た。すばらしい朝日に、こうして老犬ももこと元旦を迎えていることが有り難く思え、目頭が熱くなった。
 元旦の午前中は近くのお寺に墓参りして、その足で氏子となっている近くの神社にお参りに行った。父母には新しい年が始まったことを伝え、父母が亡くなってからの歳月に思いを馳せた。
 お昼ごはんにお雑煮を食べ、その後急に黒豆を煮る気持ちになり、元旦早々、黒豆を煮ることにした。煮上がったのは元旦の夜10時頃である。
 黒豆を煮立てた煮汁に漬けている間に、甥夫婦とそのこどもたち〈三人)、姪のこどもが2階からやってきた。甥夫婦のこどもたちにそれぞれお年玉をあげた(姪のこどもには午前中にあげた)。いちばん下の女の子〈4歳)がポチ袋にほおずりしてありがとうと言った。可愛いキャラクターの袋が気に入ったみたい。
 ももこは犬好きのこどもたちに囲まれ、抱きつかれたり、撫でられたり。おとなしくされるがままになっているがこどものひとりがおせんべいを食べているのに気付くと、その子につきまとった。食べ終わるとももこは興味をなくしたようで、子供たちから離れた。
 お正月といっても来客もなく、いつもと同じなので、子供たちが来てももこをかまってくれたのはよかった。
 今日は炬燵のある居間で箱根駅伝を見ていたら、浜松に住む友だちより電話があり、長電話をした。新春早々、介護問題や老後のことなど話題があまり明るくないのはちょっと寂しいが、気心の知れた友だちと心置きなく話せた。生活の場が離れているので、近所の人には言えないような悩みも言える。そんな大した悩みがあるわけではないが。
 老犬ももこは新しい年になり、後ろ足の調子があまり良くないようだが良くなったり悪くなったりを繰り返しているので、無理をさせないようにして様子を見ることにした。


最後になりますが
このブログに訪れてくださる皆様にとって、健やかで実り多い一年になりますように。
素敵な出会いがありますように。



2016年最初の写真は、廊下の端で日に当たるベッドに眠るももこ