この冬いちばんの冷え込み

 朝はかなり気温が下がった。2度あまりまで。だが花壇にはそんなに霜が降りていなかったし、植えてある草花の葉も萎れていない。庭に2つ置いてあるメダカの水がめにも薄氷が張らなかった。
 例年の12月末には薄氷が何回も張り、花壇には真っ白な霜が降りるので、今年はやはり暖冬なのだろう。
 午前中は車でお正月用の食品を中心に買い物に行った。あれもこれもと買いそうなので、買うものをメモ書きし、必ず買うものと場合によっては買わなくてもいいものがわかるようにした。
 買い物を終え家に帰ると、老犬ももこは外廊下の端に置いてあるベッドの上で眠っていた。ベッドには陽だまりができている。夜、ももこが眠るベッドを日当たりのいい廊下で干していたのである。わたしがお昼ご飯を台所で作り始めると目を覚ますことが多いももこだが、今日は眠っていた。食べ終わっても眠っているのでここでおもらしをするのではないかと心配になり、お尻の下にトイレシートを差し込んだ。
 ももこはうっすらと目を開けたがまた眠ってしまった。
 師走のせわしさもこの家は無関係のように思える。冬の日が静かに過ぎてゆくだけ。

ベッドで眠るももこ
日が陰ってきたがまだ暖かさが残っている