掘り炬燵を出す

 11月最初の日はそれほど気温が下がらず、風もないおだやかな一日となった。
 晴れたので掘り炬燵を出そうという気になった。炬燵をしまった後の居間には大きなサイズのラグを敷いてある。掘り炬燵を出すためにはこのラグを洗濯して干す必要があるからだ。
 テーブルの上に置いてあるものや床に置いてある新聞などを片付け始めると、老犬ももこはなにをしているのだろうと興味しんしん。わたしの回りを歩くので、掘り炬燵の穴に落ちそうで作業に集中できない。広縁にももこを移動させ、障子を閉めて作業を続けた。
 しかたなく(?)ももこは廊下に敷いたジョイントカーペットの上で眠った。
 昔は父と二人で掘り炬燵を出したが、一人でするようになってもう8年目になる。慣れた感じはあるが、掘り炬燵を出したりしまったりするたびに、父母や柴犬レオのことを思い出す。
 母がだいぶ前に使っていた昔ながらの重たい炬燵布団に、同じくらい年期ものの炬燵布団カバーをかけた。今年はもっと軽い布団を買い求めようかと思ったが古い布団を捨てることにためらいがある。いつまでこの炬燵を使うのかもわからないし。
 午後は車でホームセンターへ。花壇の植え替え用の花苗を買いたかったが、気に入ったものがあまりなかった。店の人に訊ねると、早い時間にビオラの苗などは売れてしまったとのこと。黄色のビオラとくすんだ赤のビオラ、ノースポールをひと苗だけだけ買った。ももこにおやつのクッキーと小さなおもちゃを買った。
 最近、おやつをあげるとき、ただ手からあげるのではなく、ぬいぐるみの中に隠したり、はさんだりしてあげている。ももこはぬいぐるみに突進し、どこにおやつがあるのか少しぐらいは頭を使うかもしれないのでいい刺激になればいいと思っている。


風車菊が咲いた
10年以上前に一鉢買って、さし芽をして苗を更新してきた

フェアリーという名のミニバラ

ホームセンターで買ってきたビオラとノースポール