果物のジェリーの絵を描いた

 今日は祝祭日だが何の日だか、わからない。後で調べることにしよう。
 朝はいつもより遅めに起きた。といっても6時頃ですぐ老犬ももこと散歩に行った。きれいな雲が青空に模様を描いている。なんという雲だろう、どこまでも広がる白い砂浜のような、そんなイメージの雲である。ももこと歩きながら、ときどき空を眺めた。
 午前中、弟から電話があり、こちらに来ると言う。庭に面した広縁の掃き出し窓に雨ではねた泥がこびりついているのが気になり、水拭きした。きれいにした硝子から秋の光が降りそそぐ。透明な光の中でももこは気持ちよさそうに眠っている。
 お昼前に来た弟は巨峰と果物入りのジェリーを持ってきてくれた。墓参用の花束も持ってきた。今日は母の月命日なのでそのことを弟に話した。そうかと弟は言った。月命日だから花を持ってきたわけではないようだ。弟と近くのお寺にお墓参りに行った。
 墓参から帰り、弟は広縁にいるももこに声をかけた。ももこは顔を上げて弟を見た後、わたしの顔を見た。ももこにとって弟はどういう人だかわからず、わたしの顔の表情にその答えを見ようとしたように思えた。とても人間的な反応で、犬は人間と同じような社会的な動物なのだと納得。
 午後は遅めの昼食を食べた後、弟にもらった果物入りジェリーの絵を描いた。何種類かの果物が入ったジェリーは、果物の色がとてもきれい。目も喜ぶスイーツだ。

透明な長方形の器に
オレンジ、ゴールデンキーウィフルーツなどが入っている

葡萄、キーウィフルーツ、パイナップルなど