ニゲラ、矢車草の種を蒔く

 例年だともう少し早く蒔くのだが今年は遅くなった。秋蒔きの草花、ニゲラと矢車草の種を今日蒔いた。この春咲いた花から採取した種である。
 昨日より気温が下がって、過ごしやすい一日だったが発芽のためには気温高めの日が続いてほしいところ。
 ニゲラの種は風船状の殻の中に黒い粒々が入っていてわかりやすいが、矢車草の種はわかりにくい。人差し指の先くらいの大きさの結実したものの中にあるのだが、黒い種ではなく、種と種でないものの区別がつきにくい。中には種ができていないものもある。多分、これが種だろうと思うものを蒔いた。
 明日は今日よりさらに気温が下がるという予報。気温が低い日が続くと芽が出るのが遅くなる。茶色い土に緑色の芽を見るのはささやかな喜びである。早く芽よ出ろ。
 種まきはしたが、今日は何となく元気が出ない日だった。午前、午後と短い仮眠をとった。疲れているようだ。8畳間でくつろいでいる老犬ももこの横に寝っ転がり、ももこに甘えたい気持ちになった。ももこはわたしのほうをどうしたの?という目つきで見た。ももこの首筋に顔をあて、ももこの匂いを感じながらこのままごろごろしていたい。