花壇の植込み、枯葉の掃除など

 風がなくおだやかな晴天となった。日中は気温もほどほどに上がり過ごしやすかった。
 外出する日が最近多くなり、庭仕事がはかどっていない。やりたいことはたくさんある。今日はそのうちのひとつ、花苗の植込みを中心に枯葉の掃除や土に埋める作業をした。
 花壇でいちばん最後まで残っていた夏から秋に咲いた花、百日草を抜いて、その周囲を掘り起こして春に向けての苗を植える場所を作った。枯れ果てた百日草は種を採るためにとっておくことに。夏に千日紅や百日草が植わっていたところにノースポール、シロタエギク、ビオラ、矢車草を植えた。他にフリルパンジー、スイートアリッサム一苗を花壇の空いているところに植えた。さらに種から蒔いて育てたアグロステンマやニゲラを駐車場の後ろの花壇に植えた。
 これでほぼ植込みは完成と思ったがまだ植えていない苗(種から育てたもの)が残っていた。もう植えるところがないよ。どうしよう。どこかに植えるしかないが後回しにすることにした。小さなチューリップの球根も残っていて玄関の片隅で緑色の芽を出している。これもどこかに植えよう。このままでは可哀そうだから。
 午後は近くの店で買ってきた鰯を手開きにして、しょうゆやみりん、酒を混ぜたたれに漬け込んだ。陽が弱くなってから干したのでぜんぜん天日干しにならない。しかたなく冷蔵庫に保存して明日干し直すことにした。うまくいけば美味しい鰯のみりん干しができるはず。
 夕方近くになり植込みの間に積もった柿の木の落葉を集め、一部は腐葉土を作るためにゴミ袋に入れた。残りは庭の土を掘って埋めた。自然に腐葉土になることを期待して。

 今日はこんな歌を詠んでみた。

大銀杏の葉散り敷くを掃ききよめ父母の墓前に手を合わせつ

ある日を境に香の匂いたちこめき犬はいかに思いたるか

線香の匂いたちこめて不在の人あるがわが心の内ひろがる

夕暮れに廊下でねむる犬見つつ線香を手向ける日あり

牧水が滞在したる家跡のそば椎の樹がいまも空おおう

永遠に近づけぬ距離たもちつつ三日月と宵の明星美し

この庭で10年以上咲き継いできた風車菊

植込みがほぼ完成した花壇
こんなに苦労して植えても春になれば花の季節はあっという間に過ぎてゆくと思った
春になるまで待つ楽しみを思って自分をさぐさめた

駐車場の後ろの花壇の隅に根が付いた泥ねぎを植えた
こうすると長持ちするから