百日草の種蒔き、ベニカナメ、梅などの剪定

 お昼ころから天気が崩れるとの予報だが午前中の早い時間は陽射しが出た。
 鷺草の鉢植えを陽のあたるところに移動させた。雨が降るので水やりはひかえた。
 雨が降る前にベニカナメの剪定の続きをしようと思った。生垣のベニカナメはかなりの本数が植えられているが1週間ほど前、三分の一ほど剪定した。その残り、家の前の道路に近い陽の当たるところのベニカナメを今日は切った。
 取っ手の長い刈込鋏で脚立に上って刈りこんでいると、犬の散歩をしている近所の人に話しかけられた。手を動かしながら話に応じていたが立ち停まって話し続けたので、脚立から降り、犬と人の前に行った。犬は10歳のチワワで、柴犬レオの友だち犬だ。晩年のレオはこのチワワ君に「僕の方が年上なんだよ」という態度をいつも見せた。レオの最後の夜、トイレのために出た駐車場でこの犬に会い、そのときも小さなチワワ君にからだをふらつかせながら虚勢を張ってみせた。チワワのほうに近づいてなんとなく威嚇するようなそぶりを見せた。最後までレオはレオらしく生きたと思うと目がしらが熱くなる。
 腰をかがめてチワワ君にあいさつをし、なでながら話しかけた。あの頃よりこの犬も年をとった。飼い主さんも毛艶が悪くなり、毛が若い頃よりぼそぼそしていると話した。家にお孫さんがよく遊びに来るのだろうか。あまり犬をかまわなくなったとも。
 庭木がうっそうとしているを見て風通しが悪くなるねと言われた。そう言われて見ると、花後の梅の木やツツジなどぼさぼさと伸び放題で己言われてみるともう少し手入れをしようという気になった。
 ベニカナメの剪定は途中で切り上げ、駐車場の後ろに植え梅の木を剪定。花後の小手毬も切った。昨年は剪定しなかったオオムラサキツツジも伸びた枝を切った。こうして少しづつ庭の木をすっきりとさせ、風を通すようにしよう。梅雨を経て真夏になるとますますうっそうとするだろうから。
 昼食後も庭に出て、オオムラサキツツジドウダンツツジの剪定をした。雨が降り始めたがスモモの木が茂っているので雨粒が下まで落ちてこないが、だんだん降りが激しくなったので2本だけ切って終わりとした。
書き忘れたこと。午前中、庭木の剪定を始める前に百日草の種をまいた。4つのポット鉢に一粒ひとつぶていねいに蒔き、薄く土をかぶせた。うまく発芽してくれるといいのだが。毎年同じように蒔いているつもりでも発芽がうまくいくときそうでないときがあり、芽が出るまでやや心配。

 まだ青き額紫陽花の花芽伸ぶ近づく梅雨を教えるがごとく

 老犬と夜の散歩は月見を兼ねわれは空を見上げてをりき