老犬ももこを病院に連れていく

 雲が多い天気だが日中は強い陽射しが注いだ。
 柴ミックスのももこが家に来てから早や二か月あまり。里親探しのボランティア活動をしているグループから、ももこの健康状態について腎臓と肝臓の血液検査の数値に問題があると検査結果を示されていたので、その後が気になり、午前中に動物病院に行った。
 血液検査〈フィラリア虫の有無も検査)、後ろ足の具合あが悪いのは腰椎や背骨の異常ではないかということになりレントゲン検査、よくわからないが整形外科的検査を行った。やはり、腎臓の数値が良くなかった。BUNとクレアチニンが高い。特にBUNが70を示している。ノーマルは7ー27の範囲。クレアチニンは1,9。ノーマルは0.5−1,8だから少し高い。レントゲン検査のほうは、ももこの骨には異常は見つからなかった。後ろ足の具合が悪い原因はわからない。全身麻酔を伴うCT検査をしてまで原因を探ろうとは思わない。
 ももこを連れていった動物病院は、柴犬レオが晩年通った病院で、当時は獣医師がひとりだったが今回は若い女性の獣医師が加わっていた。前の先生は院長先生に格上げしていた。ももこの担当医は若い女医さんで、血液検査の結果を見て、自宅でできる皮下点滴の治療をすすめた。まず今日、病院で(わたしがやり方を教わって点滴をして)1週間後にまた血液検査をする。その結果が良くなっていれば点滴は一度やめ、あまり変わっていなければ1週間に一度、自宅で皮下点滴を続けていく。
 これを聞いて、どうなのかなと思った。腎臓の数値は悪いが吐き気が出たり、食欲がなくなるなどの症状は出ていない。しばらく食事や水の量などに気を付けて経過観察してみたいと伝えた。やっとわが家で落ち着いて過ごすようになった、ももこ。頻繁な病院通いはもう少し後にしたいというか、病院通いをさせたくない。
 診察、検査、結果の確認などで2時間近くかかった。費用は想定したいた金額の5割増し。レントゲン検査が高額だった。ももこ以上にわたしが疲れたかもしれない。いや。ももこもかなりストレスを感じていたかもしれない。
 女医さんはこちらの意向を理解し、一か月後にまた血液検査をすることにした。水分を多くとらせるようにし、動物性たんぱく質を少し控えるように言われた。ボランティグループの女性からは一日に飲む水の量を500ml以内に抑えるように〈夏は多めにしてもいいと言われた)言われたが、まったく反対のことを言われたので戸惑っている。
 水分を多くとって腎臓が分解できずに体内にたまった有害物質を尿として流すようにするというのが女医さんの考え方である。水分を多くとると腎臓に負担がかかるような気がもするが、もっと詳しく聞けばよかった。

動物病院のももこ