白バラの絵を完成させた

 早朝は肌寒かったが日中は暑くなった。陽射しは強いが風が心地よい。
 まだ日が照らないうちに、昨日剪定した梅の木の枝を束ねたり、ゴミ袋に入れた。暑くなってきてからは、家の中で絵を描いた。老犬ももこは庭に面した広縁で気持ちよさそうに眠っている。掃き出しの窓を開けて、網戸だけにしているので、ちょうどよい風が入ってくるのだろう。
 硝子製の花瓶に活けた白バラとコニファーの絵を描き始めてから,3〜4日たっている。花の中には元気がなくなり、首を垂れているものもある。スケッチした花の形とだいぶ変わっているが、花びらの影と光の分量はそれほど違わないはずと思い、黒を少し混ぜた緑色や黄色で陰影をつけた。
 硝子の花瓶を描くのはとても難しい。花瓶に映り込む空や庭の木々をブルーや緑色の細かいタッチでいれた。光が透る小さな部分の硝子が燃えるような赤色に光っているので、マゼンタとバービリオンを混ぜて彩色した。