老犬ももこさんをスケッチした

 四月の最初の日はあまり気温は上がらず、過ごしやすい。ただ、午後から風が強くなり、満開の桜が散り始めた。
 わたしがお昼ごはんを食べているとき、ももこさんはケージの中に入っていて、眠っていることが多い。食事が終わった後、ももこさんの寝姿を見ていると急にスケッチしたくなった。太めの鉛筆を持ってきて、少しずつ変わる寝姿を2枚スケッチした。2枚目を描き終えようとしたとき、ももこさんは目を覚まし、なんでわたしのほうを見ているの?というような顔をした。

わたしの食事が終わるとケージの扉は開けるが
眠っているので外に出てこない
ケージの中のももこをスケッチした

 老犬ももこと散歩していると、柴犬レオと勘違いする人がけっこう多い。今日も「しばらく見なかったかどうしたのかと思っていたけれど、入院でもしていたの?」とももこをレオだと思って話しかけられた。レオがいなくなってから1年9か月あまりになるが、レオのことをよく見かけた人がももこをレオと思うようだ。そんなに似ていないが、何となく似ているので、そう思うのだろう。また元気になったのねとレオの晩年を知っている人に言われたこともある。そのたびにレオが亡くなったことを話すのだが、その都度レオのことを思い出す。
 また、ももこさんがかなり高齢犬なので、はっきりとは言わないがこんなに年取った犬を飼うことになった、変わった人と思われているところもある。

昨日、桜がきれいな川沿いを散歩中のももこ

同じ川沿いの夜桜
こちらは今日撮った