老犬ももこに振り回されてくたくた

 午前中は小雨が降り、お昼頃雨が上がった。朝はこの時期にしては暖かかった。
 5時頃目が覚め、寝床で30分ほど過ごした。こちらが起き上がると、老犬ももこも起きた。散歩の準備をしている間、ももこは廊下を早足で行ったり来たり。おしっこをしたいのだなと思ったので急いだが間に合わなかった。広縁に通じるドアを開けたら、しゃがんでおしっこをした。トイレシートの端にかすり、ほとんどの尿はジョイントマットと布製の敷物の上に流れた。近くにあったバスタオルで尿を吸い取り、濡れた敷物と共に洗濯機へ。ジョイントマットは歯がして水洗いした。
 朝起きてすぐももこにそそうされたのが、一日中たたった。午前中からお昼過ぎにかけて、いつもよりももこの様子が気になり、小雨が降る中、頻繁に外に出した。ももこは昼間いつもより眠っている時間が短く、このこともストレスとなった。
 2時過ぎにこちらは疲れて、炬燵のそばで枕を持ってきて横になった。眠っていたももこが起きて、わたしの周りを歩き始めた。髪の毛を踏んでいくのでイラッとして、ももこを部屋からトイレシートを敷いた広縁に追い出した。
 目をつぶって横になっていたが、隣りの広縁で歩くももこの足音がずっと聞こえていた。2時間近くわたしは横になり、ももこは歩き続けたように思う。外が暗くなり始める5時頃、やっと起き上ろうという気持ちになれた。
 ももこを外に連れていき、ももこの夕食の支度をした。
 柴犬レオの晩年はよく夜中に起きて、レオを外に出したり、水を飲ませたり世話をしたが、あの時よりこちらも年をとったと思った。夜中に起きてももこの世話など出来そうもない。昼間、ももこの世話するだけでくたくた。
 広めのケージを用意して、ももこをときどき中に入れておきたくなった。