トライアル中の老犬ももこさんとの3日目

 先週の金曜日の夜にわが家にやってきた、推定年齢12歳のももこさん。相性やお互いに負担なく暮らせるかを確認するために、トライアル期間として1週間ほど預かることにした。柴犬のミックスだが、柴犬の特徴が強く出ていて亡き柴犬レオと重なり合うところが多い。レオがいたら違っているところがはっきりするのだろうが、いないと似ているところが強調されるような気がする。散歩中に上から老犬を見ると肩甲骨の下あたりの毛色が他のところより薄くなっていて、これもレオとそっくり。レオのこの毛色をなつかしく思い出す。
 でもなんでこの老犬に魅かれたのかわからないところがある。冷静になると(愛犬との暮らしより)気楽な自由さのほうがよかったと思うこともある。ただ、ももこさんのおだやかでやさしい性格や、わたしを頼ってくる健気さ、老い先短いのに身の置き所のない不安、辛さなどを思うと、ほっとけなくなる。
 夜は6畳の居間に置いたケージの中で眠ってもらい、わたしは自分の部屋で眠る。柴犬レオとは同じ部屋で寝起きしたが、ももこさんとは距離を置く時間も必要かなと思う。お互いに気心が知れてきたら違う暮らし方になるかもしれない。少しづつお互いにいい方向に変えていくこともあるだろう。
 久しぶりに犬のいる暮らしとなったので疲れが出て午前中1時間ほど昼寝をした。疲れをためないように気を付けたい。自分のためにもももこさんのためにも。