1月最後の日は冬晴れ

 

八重咲きの紅梅


 朝から青い冬空が広がる。まぶしいばかりの青。白い不定形な雲が空を行く。
 こんな天気のいい日は庭に出て、やりたいことがいくつもあるのだが腰の痛みがまだ続いているので、やめといた。
 テレビで、筋肉が固いとちょっとした動作でぎっくり腰になりやすいと説いていた。なるほどと思った。寒いので身体を動かすことが少なく、筋肉が固くなっているかもしれない。痛みがとれたら、軽いストレッチをしてみよう。
 花が咲いているラナンキュラスや咲き始めた紅梅の盆栽など、鉢植えを光があたるところに移動したり、メダカの水がめを覆ったござを取り外したり付けたりする以外は庭に出ることもなかった。寒い風にあたりながらも、八重咲きの紅梅が満開に近くなり、それを追うように紅白の絞りの椿の花が紅の数を増やしている。じりっじりっと春が近づいているのを目が楽しく受け止めた。

 紅白の椿の紅が数増えて寒さの中に春近づきぬ
 昨年(こぞ)の夏生まれしメダカかめのふち上り来たりて生きるを喜ぶ

 「木枯らし」という2月の兼題で詠んでみた

 かたかたと障子鳴るなり木枯らしが何か話しているかのように
 街角を木枯らしめぐる季節来て背中押されて家路を急ぐ