午後は生け花教室へ

 朝から晴れて、日中は気温が上がった。2日間続いた雨で、裏庭の桜や柿の木の葉が地面にたくさん落ちた。見上げると柿の葉の赤みが増し、雨の前より葉が少なくなっている。気温が低い日が2日続いたことが、柿の葉に大きな変化をもたらした。地面をおおう様な落ち葉を見ながら、2012年の11月に思いを馳せた。雨が降った後の地面や落ち葉が濡れた庭を、柴犬レオが駆け回った。庭の端や木々の間などは走りにくい所にはまり込むが、何とか自分で出てきた。脳の変調は進んでいたが、大回りに回りながらでも走る元気があった。レオの生涯にとって最後の秋だった。
 竹ぼうきで落ち葉を掃き集め、一部は柿の木の近くに掘った穴に放り込み、多くは45リットルのゴミ袋に入れた。腐葉土を作るためである。
 柿の実も少し収穫した。今年はあまり実がなっていないがその分、大粒の実が多い。高枝鋏を使うが、切った枝を掴みきれないで落としてしまい、いくつかの実が傷ついた。樹上の実のいくつかは鳥たちにかじられた痕がある。1週間ほど前、同じように脚立と高枝鋏を出して柿の実を採ろうとしたら、気の強い(?)シジュウガラが南天の木のとまり、2mほど先にいるわたしに食って掛かってきた。慌ただしく嘴を開いて、盛んにさえずっている様子がわたしに文句を言っているようにしか聞こえなかった。
 午後は歩いて行ける近く生け花教室へ。今日の花材は石化エニシダ、鉄砲百合、孔雀草、赤アマリリス。石化エニシダを中心に活けるとのことだが、あえて違う風に活けた。アマリリスは太い茎の中が空洞なので、花屋さんが何かの木の枝を入れて補強してあった。
 新しい生徒さんが一人増えて、いつもよりにぎやかになり、花を活けた後、お茶をみんなでゆっくり楽しんだ。


地面の白いものは落ち葉を入れたゴミ袋
この秋、いちばん多く柿の葉が落ちた
柿の葉の落ちる量で、冬が近づいていることをいつも知った


先生がなおす前のわたしが生けた花
先生は右の石化エニシダの丈を短くした
真ん中のアマリリスも丈を短くした方がいいと言われた