水彩画を2枚持って画材屋さんへ

 朝の気温は下がったが日中はまあまあの暖かさ。おだやかな晩秋が過ぎていく。
 午前中は何をするわけでもなく、駐車場の前を通りかかった近所の奥さんと立ち話を少しした。
 昼食の後、近代建築スケッチ公募展に出展する絵と、昨年亡くなった柴犬レオの絵の2枚を持って出かけた。建物の水彩画にはマット紙だけを、レオの絵にはそれに合う額縁とマット紙を選ぶためだ。
 どちらの絵もサイズは同じで、額縁も両方4つ切りサイズを使う。建物の絵は、マット紙を付けた状態で先方に送り、主催者側で額縁にセットする。レオの絵のマット紙は明るいグリーンを選んだ。絵の色が明るく透明な感じなのでそれに合わせた。建物の絵のほうは薄いクリーム色にした。
 マット紙は絵や額縁、その人の好みで色などを選びオーダーするので、決めてから出来上がるまで小一時間ほどかかった。クレスターやワーグマンの葉書サイズの水彩画用紙など、他にいくつかの買い物をして、家路についたのは日が暮れかかる頃になった。
 玉堤道路をバスに乗っていると、多摩川の河原で犬たちが散歩している姿が見えた。広々とした河原は犬にとって、最高の散歩コースだ。レオもここが大好きで、13歳くらいまでは朝夕通ったものである。レオもあの犬たちと同じように走り回っていたと思うと、寂しさがじわじわと押し寄せた。気が付くとバス停に着き、慌てて降りた。降りますボタンを押さなかったが、同じバス停い降りる女子高校生が押したので押したのでよかった。
 家まで歩いて帰る途中、レオとケンカ友だち(?)だった柴犬君に会った。レオが元気な頃は、この柴君が向かってきても年上の貫禄で応じていた。レオと散歩していたわたしのことを覚えているようで、盛んにこちらを見上げる。腰をかがめて、ふかふかの冬毛におおわれた首筋や顎を撫でてあげると。気持ちよさそうにしている。レオの首や顎を思い出した。冬毛が生えたときのあの感触を思い出した。
 レオの絵の額縁を買いに行った帰りに、知り合いの柴君に会うとは,レオの計らいだろうか。





昨日の日曜日に植え付けた写真をアップロード
ハツユキカズラの鉢に、ピンクの覆輪のプリムラ・ポリアンサと黄色のビオラ


紅梅の根元の小さな花壇には、4色のプリムラ・ポリアンサ


レモングラスを植えた大きな鉢には、
黄色系のパンジーを二つと
ヒヤシンスの球根を7つ、チューリップの球根を3つほど