柴犬レオの絵を額縁に飾る

 朝から雨模様でいつ雨が降ってもおかしくない天気だった。こんな日に、重たい額縁やレオを描いた絵を持って歩くのはどうかと思ったが、思い立ったらすぐ実行したい性質(たち)なのででかけた。家にある額縁に合うマット紙をオーダーしてレオの絵を額装するためだ。
 駅まで歩くのは大変なので、バスに乗ろうと家を出てバス停まで歩き出したが途中、特別支援学校があり、道草を食った。カフェに入り、コーヒーを飲み、いくつか買い物をしたので置いていこうと家に帰るとお昼になった。結局、昼ご飯を家で食べて再度でかけた。
 バスで最寄り駅まで行き、電車に乗り、画材や額縁などを揃えている店がある駅で降りた。ユザワヤという店だ。持って行った額縁に合わせてマット紙を注文すると思ったよりリーズナブルで以前、違う店でオーダーした時より三分の一ほどの価格だった。ただ、問題があり、持参の額縁は表彰状を入れるもので、マット紙と共に絵を装着すると、マット紙の厚みの分だけ浮いてしまうと言われた。せっかくなので、新しい額縁を購入することにした。マット紙と合わせてもそんなに値が張らないのでほっとした。
 家にあった額縁は、2種類の(そんなに厚くない)紙を合わせて、葉書ほどの大きさに窓を4つほど開けて、複数の絵を飾ることにした。好みの紙を選んで、自分でカッターを使って作るつもりである。
 帰りは額縁が二つになり、さらに重たくなった。ただ、雨が止んでいたので、バス停から家まで歩くのは比較的楽だった。
 6月15日はレオの命日である。レオのためにしてあげたいことを少しづつでもいいから形にして行こうと思っている。レオの絵を飾るだけでなく、できればレオのアルバムを作りたいがこちらは時間がもっとかかるので、命日までには無理かもしれない。



絵は晩年のレオがよく過ごした庭に面した部屋(広縁)の壁に飾った
額縁の中に入ったレオを観ると、レオが遠くなったように感じ、目頭が熱くなった
この家にいる時に、額縁に飾ってあげればもっとよかった