おだやかな晩秋の午後、友とお茶した

 今日は昨日より気温が上がったようだ。こういう良い日和の日は年に何度もないのでは、と思うような日だった。
 こういう晩秋の日に、母親を連れて病院に行ったことがあった。病院のロビーの大きなガラス窓から秋の光が降り注いでいたのを思い出した。わたしは母が乗った車椅子を押して、ゆっくりろと広いロビーを歩いた。7年前の11月だった。
 午前中、近くの郵便局に梱包した公募展に出展する絵を持って行き、ゆうパックで発送。今日は家でのんびりしようと思ったが友だちよりメール。今何していますか。お昼ごはんの用意をしようと思っていたところ・・・・・・などとメールのやりとりをした後、昼食後のお茶をいっしょに飲むことに。
 駅前まで歩き、本屋さんで落ち合い、スターバックスに入った。柴犬レオがきっかけで知り合い、つかず離れず、ときどき会って話すが、いつも先方からメールがきてそれに合わせられるときは合わすという形で付き合いが続いてきたような気がする。こちらがが忙しかったり、体調が良くない時は、会わずに電話ですますこともある。この電話が2回ほど続いたので、会いたいなと持っていたところだった。
 友だちは昨日は何もする気が起きない状態だったと話したが、少しは良くなったからこうして外出する気になったのだろうか。わたしより20歳ほど若い友だちだが、いろいろあってわたしが心配することも多い。
 こうして会って、心の内を少しでも話すことで、気持ちが紛れてくれればいい。


出かける前に見た「徹子の部屋」で、高倉健さんの訃報を知る。突然なので驚き、昭和という時代が遠ざかるように感じた。



写真の中央で枝を伸ばしているソメイヨシノが今月20日から伐採される
駅前に5〜6本あるソメイヨシノは古木で、樹木医の診断で強風による倒木の恐れが
あるので、伐採が決まったとのこと
ソメイヨシノのごつごつした幹に、白い紙垂(しで)を付けたしめなわが巻かれていた
わたしが生まれたときから、駅前にあったソメイヨシノの木
小学校に通うとき、この木のそばを歩いた
大人になってからも駅前の桜には様々な思い出がある
わたしにとって、あって当たり前の桜だった


昨日、額装したレオの絵
写真の右端に少し写っている本棚に鼻をくっつけていたレオを描いた
サインペンで下描きして、水彩色絵具で彩色してある