母の月命日のお墓参り

 今日は6年9か月前に他界した母の月命日。お墓参りに行くかどうか決めていなかったが、朝方、晩年の母にしてあげたかったができなかったことを思い出した。今となっては悔いても遅く、できるのはお墓参りくらいと思った。
 近くの花屋さんに車で花を買いに行った。薄いピンクのスプレー菊と、クリーム色のトルコキキョウの二束だ。家に帰り、庭の千日紅と百日草を加え、花束にして持って行った。 
 墓地は閑散としている。わたしひとり。大銀杏から銀杏の実が落ち、つぶれているが不思議と匂いはそんなに強くない。落ち葉も落ち始めている。お墓の周りの落ち葉をきれいに掃いた。昨年は一列分の通路を掃いたが、箒の柄が短く、腰をかがめるのが大変なので、お隣のお墓くらいまで掃いた。
 最近では珍しく1時間近く墓地にいた。墓前で母に、近所の人たちが引っ越したり、母が毎日のように足を運んでいた店が閉店するなど、前とは変わったことを話した。母が亡くなった頃から少しづつ、近所に住む人たちが去り始めたように思える。母は寂しい思いをしなくてよかった。
 お寺から家に帰る道は、柴犬レオとよく歩いた用水路に沿っている。水辺にアキノキリンソウか、セイタカアワダチソウか、どちらなのか分からないが黄色の花穂をつけた植物が群生している。セイタカアワダチソウ多摩川の水辺に群生して、わたしの背よりも高かったように記憶している。こちらの黄色の花はかなり小ぶりである。1メートルの背丈もなさそうだ。だが花はセイタカアワダチソウに似ている。


水辺の写真を携帯で撮影
花のクローズアップが撮れれば、何の花かわかるかもしれない


2010年春のお彼岸に柴犬レオとお墓参りに行ったときの写真
お墓の前で頭を垂れているように見える
おばあちゃん、僕もお墓参りに来たよ