台風が過ぎ去る

 テレビを見ていると、強い勢力を保ったまま、首都圏を直撃という予想が報じられ、戦々恐々として台風を迎えた。風で飛ばされやすい鉢植えは、風の当たりが少ない所に移動したり、家の中に入れた。
 3年前の10月、同じような進路を進んできた台風がものすごい風で、風圧で台所の扉<鍵が三つも付いている)が引っ張られた。庭の柿の木は風に身をよじるようにして、台風が過ぎた後、根元に地割れが出来ていた。この記憶が頭の中にこびりつき、風が強い台風が首都圏に来ると言うので、不安があった。 
 だが身構えたにしては風はそれほどと強くなかった。雨は昨日から降りっぱなしだったが、近く多摩川の監視カメラの画像や水位の変化をパソコンで見ると、まだ水位に余裕があった。水防団待機というレベル(一番下のレベル)だ。午前11時でこのレベルなので大丈夫と思った。
 台風がまだ静岡県あたりにいる頃から、風に傷めつけられる前に切り花にした百日草を描き始めた。柴犬レオの仏壇にお供えしている花を花瓶のまま居間に持ってきて、描いた。描き終わったのはお昼前で、気がついたら陽射しが出ていた。


梅の古木の向こうに台風一過の青空が・・・・・・
今年は7月に植木屋さんが剪定したので、
枝ぶりがすっきりしている



百日草の絵
千日紅も数本入っている