夜風に吹かれて

昨夜は睡眠中、一度起きてしまい、その後なかなか寝付けなかった。いつのまにか眠ったらしく次に起きたのは6時だった。

 9時近くから国勢調査に出かけた。昨日回ったところと隣り合った区画である。

 ひとつの調査区のほぼ半分を回ったところで、一度家に帰った。汗だくの衣服を着替え、しばらく休んでまた出かけた。残りの半分近くを回ったところで、にわか雨が降り出した。晴雨兼用の傘を持っていたが降り方が激しくなったのでひとまず家に帰った。

 昼食を作っていると雨が上がった。食事をとってしばらく休んだ。スマホの充電もした。

 3時近くになり、さきほどの雨で中断した国勢調査の続きをするため外に出た。小一時間で終わり、また自宅へ。今日は7千歩弱で、昨日より千歩ほど少なくなった。

 家で休んでいると疲れが出て、眠りたくなったが、夕方に来客があるので眠るわけに行かず、居間に掃除機をかけた。 

 それでも眠くなり、畳にごろんとなったが眠らなかった。

 6時近くに知人は来て、しばらく話した。話し始めると不思議と眠気が消えていった。

 いつもより遅くなった夕食の時間。簡単にパスタですますことにした。コンビニで買った揚げ物を副菜にした。

 コンビニから帰る途中、川に架かる橋をわたったところにある家の前を通った。この家は今は無人である。昼間は無人の家でもさほど寂しさを感じないが、夜となると家の中に人がいないということがこころに沁みた。外の暗さよりもっと深い闇が家の中にあるような気がした。

 夜風に吹かれながら川沿いの一階建ての誰も住まない家をしばし眺めた。紫陽花の木が川に向かって枝垂れている。主が家にいるころは見事な花を咲かせ続けた紫陽花だが、この夏は花つきがあまり良くなかった。そんなことを思い出した。

 

主なき家のなか闇の深さ思ひ夜風に吹かれてひとり眺めつ

 

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わが家の花壇の千日紅、他の花が少ないので花壇の主役級になりつつある

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花壇で咲く黄色の百日草

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濃い桃色の百日草