生け花教室はお休みにした

 5月、6月と庭仕事に精出し過ぎたためか、腕の痛みがなかなかとれずに、今日の生け花教室は休むことにした。腕の痛みはやわらいではいるので無理をしなければ治りそうなのだが、庭仕事をまったく休むわけにもいかない。
 今日も台風に備えて、熟してきた桃の実を収穫した。紅く熟している桃はよく見ると、どこかを野鳥にかじられているものが多い。鳥たちは丸ごとぜんぶの桃を食べ尽さずに、あちこちの桃を食い散らかしている。多分、一羽の鳥ごとに新しい桃を突っ突き、食べかけのままに放置するのだろう。
 鳥たちが口をつけていない桃はそんな多くないが、きれいな桃を10個ほど、虫が食ったりして痛んでいる桃を同じくらい収穫した。痛んでいる桃はきれいな果肉だけを取り分けて鍋に入れ、水と白糖を入れて弱火で煮て、甘露煮にした。煮汁を少し薄めた中にふやかした粉ゼラチンを混ぜ、桃の甘露煮も入れて、桃ゼリーを作った。冷蔵庫で冷やすと、桃の香りがいっぱいのゼリーが出来上がり。
 冷蔵庫で冷やしている間に、花壇のグラジオラスが倒れないように剪定枝などの支柱を立てた。今年はいつもよりたくさんの球根を植えたので、きれいに咲いてほしいから、しっかりと風対策をした。さらに風に飛ばされそうな鉢を20〜30個ほど場所を移動させた。
 午後の生け花教室は休みにしたが、花材だけは取りに行った。帰り際に生け花の先生が来られたので、休むことを伝え、花材の扱い方について聞いた。今日の花材はお盆が近いためか〈東京では7月15日が盆の入り)大きな朱赤の実がついた鬼灯が1本、近く用水路沿いにも生息しているガマの穂が3本、リンドウが2本。
 どれも背が高いので、鬼灯は2本に切り、ガマの穂は穂先と葉に分けて使うことを教えていただいた。葉の部分はワイヤーで束ねて使う。
 家に帰り、生け花教室の時間中に、先生から教授された方法で花を活けた。やはり、実際に先生が活けた花を見て、自分でアレンジしながら活ける方がやりやすいし、いろいろな活け方を目の前にするとインスピレーションがわくので楽しいと思った。ただ、自分ひとりで花を活けるのも好きで、花を見て花に触れていると、心が落ち着いてくる。自らの手で、花たちがきれいに活けられていくと、心が満たされてくる。


グラジオラスに支柱を立てて、葉っぱを束ねて風の影響が少なくなるようにした
風の強さによっては、あまり効果がないかも・・・・・・


家で活けた花
ガマの穂はもう少し背を低くしてもいいような