雨模様の日に歌を作る

 朝から雨模様の天気。時々小雨がぱらつく。今日は庭仕事を休んで、のんびりしたい。
 毎月10日締め切りの短歌募集に向けて、いくつかの短歌を作った。7月のお題は「日傘」。今年はまだ日傘をさす機会に恵まれていない(?)。
 日傘をさすシーンを想像したり、日傘についての思いを詠むことにした。

日傘にも雨傘にもなる傘さしてでかける街には入道雲
亡き母に贈られし日傘置き忘れ、炎天下の街汗かきさがす
冷夏の予感もたげる、玄関にたてかけた日傘所在なさげ
夏の日は葉桜の枝日傘にし亡き老犬とのんびりしたり
愛犬の亡くなりし後買いにき日傘にこもる喪失感


夏の日の木漏れ日浴びて被毛美しき老犬今は亡く

 午後、近くの特別支援学校のカフェに足を運んだ。途中、知り合いの奥さんに会い、一緒に入る。ハーブティーとコーヒー、どちらもホットを注文。このカフェは生徒さんの実習教育を目的に開いている。注文したコーヒーをトレーに載せて席まで運び、わたしの前にカップ&ソーサーを置くとき、手が震えて不安定なので観ていられず、手を貸してしまった。スプーンの持ちてが右に来るように自らテーブルに置いてから、はっとした。先生がそばにいて見守っている。お客さんの前に正しい置き方ができるように、これも教育のひとつなのだと気付いた。手を貸さない方がよかった。もし違っていたら先生が注意して、少しづつ覚えていくことが大切なのだ。ひとつひとつの仕事がゆっくりでも気長に見守っているのがこのカフェにおけるお客さんのマナーかも。


種をまいて育てた百日草が咲き始めた
これは一昨日に撮った写真
百日草という名前通り、次から次へと咲くのだろうか


いけ花教室で生けたリアトリスと、トルコキキョウの一部を残し、
庭の紫陽花〈色があせてきた〉と、名前のわからない枝を合わせて活け直した