七月の初めの日、植木屋さんが家へ

 植木屋さんが家に来たのは朝8時過ぎ。先月27日に来たが、一日では終わらなく、さらに交通渋滞にはまり込むなどアクシデントがあり、2日目が今日となった。 
 今日は家の前の道路に面した、サワラというヒノキによく似た常緑樹の枝を剪定した。いつもなら2人で半日かかるが、今日は半日では終わらず、昼食をはさんで2時半ごろまでかかった。例年3月か4月に切るサワラを、今年は7月に切ったので、葉の茂りが多かったのかもしれない。剪定後、玄関脇の紅梅につっかえ棒をしてもらった。家の建物のすぐそばに植えたので、もともと幹が斜めに伸びていたが、この数年、その斜めの傾きが激しくなってきた。多分、光の方向に枝を伸ばし、葉を茂らしていくうちにどんどん幹が家から離れていき、斜めになってきたと思われれる。
 傾斜した幹を元に戻し、虫食い防除をした先端をT字形にした丸太を幹の下に入れてつっかえ棒にする。地面には赤レンガを置き、木の重みで地面に丸太が食い込むのを防ぎ、レンガを奥側に少し傾斜させ、丸太が滑って外れるのを防いでいる。玄関から道路へと続く庭の通路の端に、丸太の柱が立ち、少しだけ風景が変わった。柴犬レオがいた頃はなかったものが庭に加わり、寂しさを感じた。時間が過ぎるにつれて、庭の風景も街の風景もわたしも少しづつ変わっていく。


 先週の土曜日と昨日の月曜日、偶然、犬友だちに会った。土曜日は夕方、雨の中を散歩に出たら、レオと同じ柴犬の女の子を連れて歩いていた。ゆっくりと歩くわんこに合わせて、飼い主さんと話しながら、わたしも歩いたり立ち止まったり。久しぶりに犬の散歩の歩き方を思い出した。レオがいたときも、レオに合わせこうして歩いていたのだろう。
 昨日は駅前へ車で買い物に行った時、駐車場の近くで会った。こちらの犬友だちは昨年4月に愛犬を亡くしているが、話はしていなかった。昨日は立ち話だがいろいろなことを話した。1年と少したってもまだ次のわんこを家に迎えようという気持ちにはなれないようだ。わたしも同じなので、よくわかる。愛犬と同じミニチュアダックスフンドを見ても、亡くなった子との違いに目がいってしまう。亡くなった子と比較してしまうのは、気持ちがその子から離れられからだろう。わたしもそうである。柴犬が歩いているのを見かけると、レオとの違いを見てしまう。レオはこうだったな、同じ柴犬でも違うんだなと。
 長い間会わなかった犬友だちに続けて会って話したので、昔のレオをなつかしく思い出した。何処かでレオも元気に友だちと遊んだ頃をなつかしんでいるような気がする。


紅梅の木のつっかえ棒
木を傷つけないように、丸太と木の間に緩衝材を巻いている


剪定後のヒノキ
この春、この木の上にカラスが巣を作り、撤去した


昨年作ったスモモ酒を今年も作った
スモモ1,5キログラム、氷砂糖800グラム、ホワイトリカー1,8リットルを
4リットルの広口瓶に入れた