朝顔を定植して、最後の梅を収穫

 昨日からやっと食欲が出てきて、体調不良も直ってきたなと思ったので、今日はあまり無理をせず、のんびり一日を過ごすつもりだった。
 が、庭に出るとやりたいこと、やらなければいけないことがいろいろあり、ほとんど一日中、庭仕事して過ごすことに。ただ、体力に自信がないので、時間を作って休んだり、横になるようにはした。
 朝はまず種を蒔いて育てた朝顔の定植をした。成長の早い苗は蔓を伸ばし始めたものもある。もっと早く植え替えたかったが、昨年も一昨年も朝顔の定植が遅かったような気がして、例年通りにすることにした。朝顔は柴犬レオがいた2012年、駐車場のブロックを積んだ、道路に近い所が何も植えていないので、プランターを置いて夏から秋にかけて楽しもうと思い、植えたのである。亡くなった母親がいる時、わたしが育てた朝顔を散歩の行き帰りに「きれいだね」と母が楽しんでいたのを思い出したこともあった。
 今年も昨年と同じように二つのプランターを使い、ひとつには4苗、もうひとつには6苗植えた。植え過ぎかなと思ったが、たくさん発芽して苗が育ったので、欲張って植えた。成長してどうなるか楽しみでもあり、不安でもある。それでも残った苗は、ポットに植え替えてほしい人にさしあげようと思っている。
 午前中はその他は何もしないでいようと思ったが、自分用の梅ジュースに使う梅を収穫したくなり、まだ実がいっぱいなっている2本の梅の木の根元に脚立を持ってきて上リ、もぎとった。そのうち、木の高い所に実っている熟した大粒の梅が気になり、下から高枝鋏で枝ごと折って採った。だんだん自分用だけではすまなくなり、青梅も熟した梅がかなり採れたのでひとまず終えた。梅ジュース用の青梅と、梅干し用に熟した傷の無い梅を1キログラム選んで自分用にとりわけ、水洗いをしてヘタを取り除いた。
 残りを誰かもらってくれる人がいないかと思ったが、家まで取りに来てくれる人を思いつかなかった。「さきほど収穫したばかりの梅です。ご自由にお持ちください」の紙を貼って、持って行ってもらうことに。
 ところが梅の実が少なくなってきたところで、同じ町内会の奥さんに昨年、梅を差し上げたことを思い出し、夕方近くなり、梅の収穫を急いでした。2,4キログラムほど採り、電話をすると家まで取りに来てくださった。最後に思い出してよかった。さらに収穫を続け、2本の木がだいぶ寂しくなった。梅の実がたわわになっていたときは、こんなにたくさんどうしようと眺めていたが、残り少なくなると一抹の寂しさが湧き上がってきた。ひとつの季節が終わったと感じた。来年が同じようにあるとは限らないから。梅の木に向かって声を出して「こんなにたくさん梅の実をありがとう。お疲れさま」と語りかけた。何の見返りもなく、花を咲かせ、ぎっしりと実をつける梅の木。自然とは不思議なものだ。

今日は梅ジュースを一瓶作った。昨日収穫した梅に、今日収穫した梅を加えて、2キロ近くの梅に900グラムほどの氷砂糖と、100ccほどの米酢を入れた。
 梅干しの漬け込みは明日の仕事にした。
「ご自由にお持ちくださいの」の梅は最初に出した大粒の梅はびっくりするほど早く無くなったが、最後に出した〈夕暮れ近く)小粒の梅はまだ残っている。明日も張り紙を出すことにした。
 のんびりするつもりが、かなり身体を動かした一日だった。


プランターに定植した朝顔
もうだいぶ大きくなっている
1列に3苗植え、2列にして計6苗植わっている
どんな色の花かわからない