梅の木の大枝が折れた

 朝から雨が降っていた。昨夜も降っていたようだ。日中は雨足が強くなったり弱くなったりしながら一日中降っている。
 早朝4時過ぎに目が覚め、そのまま起きた。コンビニに朝食を買いに行き、家に帰って食べてから急に眠くなり、また横になった。2時間くらい眠り起きたのが11時半ごろ。
 雨足が強かったが、買い物に行こうとしたのか、外に出ると通路横に植えた梅の古木の大枝が折れて、ツツジの植込みの上に被さり、通路を塞いでいた。分岐した枝には青梅がぎっしりと実り、通路にもたくさんの梅の実が落ちている。
 これを見て、まずデジカメで撮影し、台所からあるだけのざると、食器洗い用の桶を持ってきて、レインコートを着て落ちた枝のところに行った。枝に付いている青梅をもぎとり、地面に落ちている青梅も拾い集めた。洗い桶はいっぱいになり、大きなざるもいっぱいになった。
 梅を採った後は、先端の細めの枝を切り離し、太い枝を両手で持ち上げて奥のほうの庭にころがした。家に入り、収穫した青梅をきれいに洗い、ヘタをとって3つのざるに上げた。
 この梅の古木は今年の大雪で2本も太い枝が折れた。こんどは実の重さと、雨の重さでまた折れた。古木、古木というが多分わたしの年齢と同じくらいの樹齢だと思う。梅の木を年寄り扱いしているが、つまりはわたしも相当の年ということ。春には若木よりも格段にたくさんの花を咲かせ、ぎっしりと実をつけたが、寄る年波に勝てなかったということだろう。
 梅の木が身をもってわたしに、無理をするなと忠告してくれた気になった。梅の木にとって重たい枝を落とすことは〈本当は切り離したくなかったにしても)、負担を少なくすることにもなっただろう。わたしたち人間も、重たすぎる負担は我が身から離さないといけないのかもしれない。または重すぎる負担を軽減する知恵や工夫が必要なのだろう。


庭の通路に落ちた梅の大枝
折れた所から枝先まで、3m以上ある
枝の太い部分は通路に届いていないがここを歩いていたら、かなりの怪我をしたにちがいない
通路まで伸ばしている枝は切ろうと思った


実を採り、分岐した枝を切って、奥のほうに運んだ


折れた所を見ると、裂けるように折れたようだ
梅の木が可哀そうになった
重みに必死に耐えていたのだろう


もいだばかりの青梅
この後、水洗いをしたがちょうど梅酒用のホワイトリカーを2本買っておいたので、
梅酒を漬け込むつもり