雨が降る端午の節句

 昨日まで五月晴れの日が続いたのに、今日は一転して朝から雨が降ったり止んだり。
 早朝5時過ぎ、激しい揺れで目が覚めた。2011年3月11日を思わせる揺れだった。だが今朝はあの日ほど長くはなく、飛び起きて玄関の戸を開けたときには治まっていた。
 眠れなくなり、外に出た、心の中で亡くなった柴犬レオに話しかけながら。あの日はレオがいた。地震があると必ずレオを思い出す。東日本大震災の後、強い余震が繰り返され、その不安がいっぱいの日をレオと共に生きていた。これからも地震があるとレオを思い出し、心の中で話しかけるだろう。レオ、今日もすごく揺れたね、あの時はびっくりしたね、レオがいてくれてよかった。怖かったね。
 少し早目に起きてしまい、眠れなくなったが8時過ぎて眠くなり、また眠り、次に起きたのは10時過ぎ。遅い朝食の後、引き続いてレオとわたしのアルバムための写真選びをした。4時間近くかけて、2005年12月分と2006年1〜2月の写真ファイルから20枚近くを選んだ。このペースで行くと、全部選び終えるのにかなりの時間がかかる。一日4時間写真選びをするとして、一か月以上かかる。写真を選ぶだけでなく、写真を見ながら回想したり、思い出に耽ったり・・・・・・時間がかかるのはしかたない。写真の量も半端でなく多い。デジカメを買って、最初は友だち犬の写真を多くとっていたが、数か月たつとほぼレオの写真だけになる。庭の花や風景写真もあるが、散歩しているレオをときには動画に近いくらい、たくさんのショットで撮っている。それをすべてチェックするわけでないが、おやっと思う写真が多くて流せない。
 鮮明に覚えている情景もあるが、こんなことがあったのかという散歩中の出会いや交流を写真によって思い出すこともある。元気な時のレオとわたしは、多くの友だち犬や飼い主さんたちと交流し、さまざまな時間を、感情を生きてきたと知った。
 今日はこどもの日、端午の節句。近くの和菓子屋さんで柏餅を買ってきて、仏壇にお供えした。今日中にわたしがいただくことになる。夕方には車でホームセンターに行き、菖蒲の葉を買ってきた、この日、菖蒲湯に入るのはわが家の昔からの習わしだから。


青紫色の矢車菊
花びらの重なりがやわらかくきれい


駐車場の後ろに植えたオオムラサキツツジ
クレマチス(雪おこし)と、優しい色のハーモニーを奏でる


近所の人から枝をいただき、挿し木して育てた名無しの薔薇