ジャムを作り、掘りごたつをしまう

 連休後半2日目。今日も五月晴れで風がさわやか。午後から雲が出るとの予報通り、日が陰る時間があったが夕方になり、また陽射しが強くなった。
 朝起きて今日は庭仕事はあまりしないで〈水やりはした)、ジャム作りをした。朝食前に苺が入った鍋を火にかけた。苺ジャムはほぼ1年ぶりなので勘が働かず、砂糖が多めになった。
もう少しさっぱりとした味わいが好みだが、甘くなりすぎた。
 ジャムを作りながら朝食のトーストを食べ、作り終えてから掘り炬燵をしまう作業をした。昨年、柴犬レオがいた頃は、レオが炬燵布団におしっこをしてしまい、それがきっかけで炬燵をしまった。そのことが頭にあり、なかなか炬燵をしまうことができなかった。数回、掘り炬燵の中にレオが落ちてしまっい、その時の様子を思い出すのも辛くて、これもしまう時期を伸ばすことになった。
 とはいってももう初夏の気候である。今日しかないと思い、作業をした。昨年はレオがいたとき、炬燵をしまったが今年はレオがいない。時間はこうして過ぎていくのだと重たく苦いものを飲み込んだような気になった。
 昨年と違うことがいくつかある。炬燵をしまった後の床にセンターラグを敷いたこと、座椅子が増えたこと。時間が過ぎるとは変わることと同義なのだ。
 夏向きに衣替えした居間で、昨日の続きのレオのアルバムに使う写真をセレクトしようとパソコンに向かった。2008年の写真が保存されているDVDをパソコンにセットしようと思ったら、ケースの中にディスクがない。ケースが空ではどこにディスクがあるのか、皆目見当がつかなく、いちおう探したが見つからなかった。しかたなく、2世代前のパソコンに保存してある元のデータをCDに焼きこんだ。OSはXPで、古い機種なので、データの書き込みができるCDを見つけるのに苦労した。最近購入したDVDには対応していない。数年前に買ったDVDもダメ。ずいぶん前に買ったと思われるCDしか書き込めなかったが、なんとか2008年1月から6月までの写真をコピーできた。
 実際のセレクト作業は、デジカメを初めて使った2005年秋の写真から始めた。これ以前の写真は一眼レフカメラで撮影し、ポジで残っている。プリントしたものは枚数が少ないが、これから作ろとしているアルバムはレオとわたしの写真が中心なので、問題ないだろう。一眼レオで撮っていた頃、レオとわたしのツーショット写真は数えるほどしか撮っていないから。
 レオとわたしの写真が多くなるのは、母が他界した後になってからで、さらに2012年がいちばん多いような気がする。多分、母が亡くなったことでレオとの残り時間を意識し始め、2012年はもう時間は残り少ないと心のどこかで思っていたのだろう。

砂糖の量が多く甘すぎると思ったジャムだが、冷蔵庫で冷やしたものを食べたら、ちょうどよい甘味だった。熱いと甘さを強く感じるようだ。


2011年6月3日のレオ
夕方撮影したので、画面が暗いがレオはごきげん