春の陽射しがあふれる日に、柴犬レオの絵を描いた

 昨夜は満月だったのだろうか。最初、雲におおわれ朧月だったが雲がとれると、きれいなお月様が空の真上に輝いた。羽田を飛び立ったと思われる旅客機が満月のそばを斜めに横切り、エンジン音がいつまでも空に響いていた。柴犬レオをトイレのために外に連れて行った夜を思い出した。レオと外にいる時、夜は空をよく眺めていた。空を飛ぶ飛行機を幾度も眺めた記憶がある。
 明けて今日は昨日よりさらにあたたかい。昨日、庭仕事を頑張ったので心持ち身体が重く、今日の庭仕事は休むことにした。金柑の木を剪定したいのだが、三月中にすればいい。
 お昼前に、駅前の銀行に行き、母校が春の選抜出場校に21世紀枠で選ばれたため、ささやかな寄付金を振り込んだ。甲子園まで応援に行こうという話があったが、いっしょに行こうとした同窓生が都合が悪くなり、わたしも疲れると耳の状態がおかしくなり、高い音を聞くと違和感を感じるので、応援は無理と判断した。応援に行けないので、せめてもの寄付である。
 午後は2枚の絵を描いた。1枚は少し前に鉛筆でスケッチした柴犬レオの絵に、彩色をした。もう1枚は玄関前に植えた白花の沈丁花が咲き始めたので、鉛筆でスケッチして、水彩色絵具で色をつけた。レオがいた頃から使っているスケッチブックが大小5種類あって、そのうちのひとつが今日色を付けたレオの絵で描き終えた。
 寂しい気持ちもあるが、新しいスケッチブックを買ったら、レオの絵を必ず描くことにしようと思った。レオの絵がないスケッチブックは大切なものを忘れているように思えるから。


2006年1月2日の写真を見て描いた
多摩川の河原の遊歩道にいる8歳の柴犬レオ


まだつぼみが多い白い沈丁花の絵


2012年春に植えつけたオカメ桜
一年に30〜40センチほど背が伸びている
下向きに咲く小さめの花なので派手さはないが
もう少し樹高が高くなれば見ごたえがあると期待している
レオがいたときに植えた桜なので、立派な木になってほしい

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