多分、寝起きだと思うが二つの夢を見て、はっきりと覚えている。
最初の夢は亡くなった母親が出てきて、お菓子屋さんの店番をしている。わたしはかなりの数のお菓子を知人に送るために買い、ついでに自分用にひとつ買った。和菓子といっても生菓子ではなく、土産物店で売っているようなお菓子だった。
この夢の後に、わたしは柴犬レオの友だち犬の家を訪ねる夢を見る。友だち犬は女の子で、レオより２年半くらい前に１１歳と少しで他界した。飼い主さんが愛犬用のかわいい仏壇を居間に置いて供養しているというので、どのような仏壇か見たい気持ちもあり、でかけたのである。飼い主さんに出迎えられ、家の中に入ってから、手ぶらで来たことに気づき、母の店でお菓子を買ってくればよかったと思う。だが飼い主さんは、かえって「これをレオ君に」と言って、バラの花を２本手渡してくれる。家で育てていると言うので、どこで栽培しているのかを聞くと、キッチンに大きな鉢植えが置いてあり、たくさんのバラの花が咲いている。こういう夢だ。
レオに、と手渡されたバラは、濃い目のピンクのバラで、飼い主さんは大きな花瓶から２本のバラを抜いて、そのままわたしに渡した。バラの細部まで鮮やかに覚えているが、いままで見たことのない色、形の花だった。
お菓子屋さんにいた母は亡くなった時より３０歳くらい若返っていた。もちろんわたしも同じくらい若くなっていた。母の〈父親違いの）姉の実家が老舗の和菓子屋さんだったので、どこかで結びついたのかもしれない。
午後は、１月末に受けた区の無料健康診断の結果を病院に聞きに行った。この前受けたのは２００８年末で、５年ぶり。あの時は再検査が二つあったが、今回はまったく引っかからなかった。血糖値も、コレステロールも、中性脂肪も問題なし。貧血もなし。善玉コレステロールの数値が高く、いいと言われた。肝臓の数値がひとつだけレンジをはずれて高いが、医師には何も言われなかった。家に帰って、検査票の数値を自分で見て気づいたのだ。
毎日、軽く晩酌しているがそんなに影響が出るとは思えない。病院に電話をかけて聞いてみようか。
病院への行き帰りは徒歩だが、道路は思ったより除雪がしてあり、歩きやすかった。これなら日中の車の運転は大丈夫そう。
