今日は生け花教室

 朝の冷え込みがゆるみ、日中も暖かかった。お昼過ぎから雨が降り、夕方にはあがった。春の空気にすっかり変わった感じがするがまた寒くなったら堪えそうだ。
 午後から近くの地区会館で開かれる生け花教室に行った。今年最初の教室で生徒さんは6人。花材は青もじの枝2本、スイートピー〈ピンク)5本,レースフラワー2本,旭はらん1本。剣山が小ぶりのものしかないので、つぼに生けようと思ったが先生に剣山で生けた方がいいと言われた。つぼは枝を固定するのが難しいとのこと。
 青もじの大き目の枝を左右にひろげるようにさし、空いた真ん中にスイートピーやレースフラワーを生けた。はらんは真ん中で折って、細い針金で根元を結んで生けた。

青もじの薄いグリーンの小さな実が早春のイメージ
白いレースフラワーは春の光、ピンクのスイートピーは春の夢



 最近あたたかい日が多いためか、庭の花が少しずつ咲き始めた。桃の木の下あたりに、クロッカスの球根がたくさん植えてあるが、早咲きの種類は今日はじめて花を咲かせた。遅咲きのクロッカスは地面から数ミリ程度の芽をいっぱい出している。何十もの花が群れ咲く遅咲きのクロッカスは、3か所にわけて植えられている。小さな芽を見ると、柴犬レオがいた昨年の今頃のことを思い出した。土から顔を出した薄緑色の芽を桃の木の根元にさがしたことを覚えている。昨年もたくさんの芽を見つけ、きれいな青紫色の花が咲いてくれると喜んだ。
 小さな芽がわたしに語りかけているような気がした。よく桃の木の下で走ったり、歩いていた柴犬君は元気かな?昨年の春は姿を見かけたけれど・・・・・・。柴犬君に踏まれるとちょうどよく地面が固くなっていいんだ。あまり柔らかい土だと霜柱で持ち上がって、根が出てしまうから。
 庭の草木のすべてがレオがいないことを悼んでいるような気がした。レオとわたしの日々。共に生き、見守ってくれた庭の草木たち。大切な仲間がいなくなったんだよ。

例年、立春の頃咲くクロッカスだが、今年は少し早い
この白い花がいちばん早く咲く


つぼみ付のポット苗を買って、今年植えた日本水仙が咲き始めた
昨年咲いた植えっぱなしの日本水仙は葉っぱばかりが伸び今年は花が咲かない(後ろの折れている葉っぱ)