今日も柿の絵を描く

 秋晴れの日が続く。朝夕が冷え込むが日中は日差しがぽかぽか。本格的な冬になる前、秋の深まりをおだやかな天気とともに楽しむことができる、貴重な日々だ。
 昨日に引き続き、柿の実をとりつつ、枝も剪定する。といっても枝は数本、柿の実も数個。下から狙い定めてノコギリで切った太い枝に一つも柿の実がついていないという誤算があった。細い枝が混みあい、どの枝に実がなっているのか分からなかった。
 収穫した柿の木は見事に色づいているが食べるには早いので、まず絵を描くことにした。柿の実は中身の充実した立体なのだが、その立体感を出すのが難しい。どう描いてもどう色を付けても、平面に見えてしまう。むむむむむ・・・・・。


 柴犬レオのことを記そう。今日は燃えるゴミを出す日なので、駐車場を掃除していたら、車とブロック塀の間にレオがいるような気がした。生前、よくレオをここに連れてきて、わたしは掃除したりゴミを出したりしていた。ときどきレオの様子を見て、声をかけていた。今日も見えないレオに声をかけた。少し待っててね。ゴミを出しに行くから。
 おかしな話だが、家の中にもレオがいるように感じる霊的スポット(?)がある。裏庭に面した部屋や廊下、わたしの部屋の窓際に置いたレオのベッドの上、
炬燵のそば、日があたる時間の仏壇のある部屋などだ。生前、よくそこでレオが眠っていたり、歩いていたりした場所なので、わたしの記憶の中に刻まれているからだろう。


 お昼は近くのよく行く店で、ランチ&コーヒーを楽しんだ。お店の人に、東京の近代建築スケッチ公募展のハガキを見せたら、店内の壁に貼ってくれた。こういう展示会があるということだけでも見てくれるといいと思った。




サインペンでスケッチして、水彩色鉛筆で色づけした


鉛筆で描いて、水彩色絵具で色をつけた
どちらも今朝とった柿の実


こちらは夕方、枝ごと収穫した柿
5つ実がなっている
しばらく花瓶にさして観賞してから、描いたり食べたりするつもり